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(いまさら消すにも忍びないので残しておいた16進カウンター)

雑記帳(過去ログ)
2017-01-14 の記事 - 2017-01-14
UWPでは音声入力APIが提供されており、比較的簡単なプログラムで音声認識をさせることができます。命令を受け付ける場合などには入力候補を指定することができ、逆に語彙を限定しない方法での使用も可能と、なかなか面白い機能です。
となれば、外国語の音声を聞き取って認識させることにより、字幕を生成できるのではないかと考えるのは当然というものでしょう。これが実用可能なレベルで、それもリアルタイムに可能なのであれば、たとえ認識精度が限定的なものであったとしても、言語学習にとって大きな助けになることは想像に難くありません。
そこで、ひとまず私が導入している3言語(イギリス英語、簡体中国語、日本語)について精度を確認してみることにしました。音声はPC上で再生し、それをステレオミキサーによって入力します。

E1.BBC World Serviceを聞かせる
ちょうどイギリス英語の言語パックを導入していることですし、手始めにBBCを聞かせてみました。音声は早すぎず遅すぎず、おおむね一般的なニュースの読み上げ速度であり、理解には苦労しない程度のものでした。コメディやミュージック、くだけた番組ならともかく、真面目なラジオ番組の内容が聞き取れることは、実用上の最低ラインと言っていいでしょう。
結果ですが、全くダメでした。ほぼ認識を開始することすらできず、たまに認識を試みようとするものの、言葉をいくらか拾ってはそれ以上の認識ができなくなってしまうことの繰り返しでした。

E2.VOA Learning Englishを使用する
通常の英語ではダメとなれば、初学者の強い味方・VOA Learning Englishはどうでしょうか。学習者のために速度を落としてある英語で、私もずいぶんお世話になったものです。
こちらはひとまず、認識はされます。精度は必ずしも高くなく、たびたび文節が飛ばされることもあり、実用レベルに達するにはまだまだ壁が厚そうですが。


分かるような、分からないような。

C1.C-POPを聞かせる
演奏に邪魔されて声を拾えないようでは困りますので、ここはひとまず「矜持」を聞かせてみました。演奏が少ないため、カラオケで歌おうとするとリズムを取るのに若干苦労するような曲です。
結果、ほぼダメでした。中国語には声調があるため、歌を正しく認識させることは困難であろうと予想はしていましたが、それ以前に認識を開始することがほとんどできていませんでした。

C2.CCTVのニュースを聞かせる
ニュースキャスターによるニュースの読み上げです。これがまともに聞き取れないようでは、実用するのは難しいと言っていいでしょう。
結果は英語でBBCを聞かせた時と同様、まともに認識を開始することさえできませんでした。

C3.中国語の朗読を0.5倍速で聞かせる
普通に聞かせてもまともに認識させられない朗読音声(おおむね標準的な速さ)を、0.5倍速で再生して聞かせてみました。
結果、上手くいけば多少の認識はされます。ごく一部の文節では完璧な認識を見せてもくれました。が、デタラメな認識や聞き取れない部分も多く、基本的にはまともに使えません。中国語は英語にもまして、認識が難しい言語のようです。

J1.radikoを聞かせる
アメリカやイギリス、中国の放送がタダで聞けてしまうこの時代、在住都道府県外の放送を聞くのにすら金を取るradikoの姿勢を見て、私は日本のラジオの行く末を悟り、それ以来radikoを含めて日本のラジオを聞くことをやめました。が、この際ですから利用させていただくとしましょう。
結果、認識精度はお世辞にも高いとは言い難いものでしたが、そもそも認識されないことさえ多い他の言語と比較すれば、かなり頑張って認識してくれました。やはり日本語は(発音に関しては)比較的簡単な言語のようです。

J2.NHKニュースを聞かせる
日本語読み上げの「標準」を挙げるとするならば、おそらくNHKニュース。独立性を担保するための公共放送なのに権力にヘーコラしていようが、経営委員に悪質なデマ垂れ流しレイシストが紛れ込んだことがあろうが、ヤクザまがいの受信料取り立て範囲拡大をたくらんでいようが、日本語読み上げの精度に限っては腐っても天下の日本放送協会です。たぶん。
結果、例によって認識内容こそかなりデタラメではあるものの、こちらもそれなりに認識されてくれました。


とりあえず、寒いということが言いたいらしいのは分かります。他の言語ではそもそもまともに音声を拾ってさえくれないことが多いため、この結果ですら上出来です。

2017-01-01 の記事 - 2017-01-01
using System;class Pg{static int year=17;static void
Main(string[]args){int[]a=new int[32];for(int i=year
/2;i<year;i+=2){a[i]=((year+0x100)<< 2)*year+i/11*((
               i%3-2)      *7/2+3
               ); int      r=1+(1
               +i)%6/      5; a[(
  year-2)/r]=a[i+year-2]=r*(year*7)*year-3+9*(r+3)
  ;}int d=5;for(int i=0;i<8;i++){int m=(2<<(i+5))+
  (i<3||i>5?0:(5-i)*16)+(i/5)*4+(i/7)*-8;if(i!=2){
  a[d]=m      ;if(i%       2==0){           a[20+i
  /2+ i/      6* 3]=       year *           132-21
  *i-15*     (i>4?4        :i);a[    10*(   3-i/2)
  /3+18]     =((1<<        (year-    4))+   year *
  year*3    +year+          7)*i/2  +((1    <<8)-6
  )*(i<1    ?0:1)+           year+8;}}      d+=(i<
  1?-1:1   )*(i<4              ?4:0)+       (i==4?
  11:-7*  (i-4)*                            (i/5))
  ;}for(                                    int i=
  0;i<3;                                    i++) {
  if(i<2){a[11+(year+2)*i] =(1<<(year-3+i))+(year-
  4)*(1-i)-year+2; a[(year+2)*i]=(42*year+8)*year+
  14/(i+1)+1;}a[(i+1)*2]= (((1<<11)+year*2+3)*year
  +11-(-                                    9+year
  *year*                                    8)*i)%
  ((64<<                                    9)-11-
  year*22);}for(int i=0;i<32;i++){for(int j=0;year
  >j;j++){Console.Write((i%2==0&j==0?"\n":"")+((a[
  i]&(1<<j))!=0?""+year:"  "));}}Console.Read();}}
あけましておめでとうございます。
新年早々から憂鬱な話もなんですが、昨年はかなりひどい年でした。海外の動向もさることながら、国内でも熊本大震災での大量の虐殺扇動、相模原の障碍者虐殺事件、警察まで相乗りした沖縄ヘイトなど、これまでと比較しても数段階は進んでしまった差別の数々を、私は今後決して忘れることはないでしょう。そしてそれらは、私たち日本のマジョリティが差別に立ち向かってこなかったがために引き起こされたものに他なりません。
カルト政治家が新年どころか年末から靖国騒動を引き起こす始末で、どうしようもないヘイトカルトの蔓延には頭の痛いところですが、来年の課題を早速提示してくれたともいえるでしょう。逆に言えば、ヘイトカルト政治家が大っぴらに行動を起こせる状況にまでなってしまった以上、これを放置していれば今後は現状以上のカルト政治や差別が繰り返されることをも意味します。
当面は差別や神道カルトに抵抗し、いずれはカルト神社から英霊利権を剥奪して新設施設なり千鳥ヶ淵なりにそれを持たせることが、今後の日本人が果たさねばならない責任です。

宿題は山積みですが、どうか本年がいかなる属性の人にとっても良い年となりますように。

2016-12-25 の記事 - 2016-12-25
貧困と生活保護(45) 在日外国人は保護を受けやすいという「デマ」

読売のものとしては、主要な論点がまとめられた良記事です。ただ、できることなら10年ばかり早く出してほしかった、とは言いたいところですが。
とりあえず、書き出しから「外国人・他民族を差別・侮蔑・排斥するヘイトスピーチは、日本の恥です」としっかり書き、立場を明確にしていることからして好感が持てます。本来当然のことですが、これをしっかりできるメディアというのはかなり少ないのです。
特に悪質なのが両論併記で、非対称性を無視した両論併記ほど残虐なものはありません。基本的にヘイトスピーチは双方の立場の非対称性を利用して行われるものですので、差別者と被差別者の間には歴然とした力の差が存在します。これを「両論併記」として同じリングに上げることは、すなわち子どもや老人とヘビー級ボクサーを同じリングに立たせて殴り合わせるようなものでしかなく、これをした時点でリングを用意した者も共犯です。おまけに「私はリングを用意しただけで、殴っていませんよ」という逃げ道が確保できるおまけつき。それならば、メディア自らが「ヘイトスピーチをして何が悪い」とでも主張した方が、自ら言論への責任を負っているだけマシというものです。
したがって、差別や権力絡みなど双方が非対称的な問題において、両論併記や結論を濁すような報道をすることは、まさに公正な報道の対極に位置するものであり、報道機関が公正に「ヘイトスピーチはダメだ」と述べることは重要なのです。

内容自体はヘイトスピーチ問題を少しでも知っている人にとってはほぼ全部常識でしょうが、それがしっかり書かれていることには非常に価値があります。
「在日特権」はいわば都市伝説の類であり、「日本の戦前戦後の行為に問題があり、かつ差別が激しかったせいで在日には貧困が多い」という、それ自体は同情の要素にはなりこそすれ非難にはなりようのない「火種」を、因果関係を逆転させることによって煙を立てる道具に仕立て上げ、それにデマや誤読、曲解、伝言ゲームの類が積み重なって意味不明な伝説ができあがってしまったわけです。
しかもそのせいで、「○○はさすがにデマだが、在日特権はなくすべきだ」のような荒唐無稽な意見が一見して中立的とみなされるようになってしまい、それによって中立に見える部分がどんどん異常な方向に振れていくという、いわばデマの自家中毒が構成されてしまっています。今では公党の議員や有名な作家などの有力者までもが平然とヘイトスピーチの垂れ流しを行っており、拡散力の強さに加えて「有名人が言っているなら間違いない」といった心理も作用し、歯止めが利かない状態となっています。
対して、デマを指摘する情報の伝播力は非常に低く、かつ日々量産される差別の材料すべてに反論していくこともできません。したがって、基本的なことを大手媒体がしっかり記載し、「デマ、あるいは妄想」ときっちり言い切ってくれることは、極めて大事なのです。
逆に言えば、メディアが散々見て見ぬふりをしたり、結論を濁したり、両論併記と称して現実には差別思想を拡散するお手伝いをしたりしたがために、本来なら一笑に付されるべきくだらない都市伝説がこれほどまでに蔓延し、他人をズタズタに傷つける道具となってしまったのです。
そして、ヘイトスピーチが人の尊厳や精神を殺すのみならず、物理的にも殺すことは、無残極まりない相模原の事件が証明しています。放置や両論併記などでヘイトスピーチに事実上加担するということは、すなわち「殺す」のに加担することなのです。

このほど発生した新潟の火災もまた、ヘイトスピーチの材料として使われています。なにせ東京の停電すらヘイトデマの材料にされたのですから、火災を差別扇動の道具にすることなど差別者連中にとってはお手の物です。
このようにして作られた「事実」は、紆余曲折を経て都市伝説の一部となったり、あるいは被差別者に対する「なんとなく嫌な感じ」を人々に植え付け、なおさら差別を悪化させていきます。そしてそれは、ふとした拍子に、あるいは大規模災害時などに、ヘイトクライムとして噴出することになります。
恥を恥と書き、デマをデマと書き、妄想を妄想と書く、この記事のような公正で正確な記事が、今後とも多く発信されていくことが必要です。

2016-12-18 の記事 - 2016-12-18
ロシアの件、極めて腹が立っています。

日本のメディアがどうだかは知りませんが、少なくとも海外のBBC World Serviceでは報道がアレッポ一色と言っていいような状況となっていました。アレッポの惨状が、世界の主要国にとって重大な関心事であることは説明するまでもありません。そんな中での今回の会談でした。
なお、EUは15日にウクライナ紛争に関する対ロシア制裁を6か月延長し、またシリアの即時停戦を求める共同声明を採択しています。

EU、対露経済制裁を半年間延長…首脳合意

はっきり言って、最低限まともな判断能力を持っている人の中に、今回の外交に期待をしていた者は誰一人としていないでしょう。バラマキをした上に成果を出せないのは今に始まったことではなく、まして今回の相手はあのしたたかなロシアです。領土問題を解決することはできず、対価だけは取られるであろうことなど分かり切っていました。
ただ、金を取られるだけならそれはそれで仕方がありません。現政権が金は出して成果は出さないのは分かり切ったことであり、それを国民が支持するということは、おそらく国民は意味もなく他国に金をプレゼントすることが大好きなのでしょう。年金や介護などの福祉カットが行われている真っ最中、しかも学費や給食に困る子どももたくさんいる状況下で、なんともお人よしな話ではありますが、「子どもや困窮者に出す金はないが、他国に献上する金ならある(それも人道支援ではなくバラマキ)」というのが日本人の選択とあれば、それも仕方ありません。
しかし、アレッポの件に関しては「自国の金をドブに捨てるだけ」では済みません。おまけにロシア側からは、シリアについて日本と立場がほとんど一致しているという発言まで飛び出す始末。あの大歓迎ムードといい、あまりにも能天気というべきか、場違いというべきか、状況を理解できているようには全く見えません。

沿道に市民2時間…プーチン氏の車は素通り

地元住民を責めるのは少々酷かもしれませんが、それでも能天気極まりないとは言っておかなければなりません。アレッポが破壊されているその時に、蹂躙側の主要人物を大歓待でお出迎えという絵面がどういうものか、いい大人ならば分からないわけではないでしょう(子どもは仕方ありませんが。誘導した大人の責任)。彼らはどのような責任と覚悟をもって、あのお出迎えを行ったのでしょうか。

そして当然、そうまでして行った会談に成果はなく、バラマキを濡れ手に粟のごとく手にする意味と国際的孤立を避けた意味の両方で、ロシアにとっておいしい会談となりました。

与党内にも落胆 二階氏「国民はがっかり」

日ロ首脳会談「国民の大半はがっかり」 自民・二階氏

>国民はみな(北方領土問題が)今度解決するんだと思ったと思う。何の進歩もなくこのまま終わると言うんだったら、いったいあれは何だったんだと。

これに関しては、少なくとも「国民はみな」そう考えるほどバカではありません。安倍氏が成果を上げられないことなど、最初から分かり切っていましたし、もともと安倍内閣に外交的成果を求めることは一般小学生に高等数学で合格点を取ることを求めるも同然ですから、別に「がっかり」などしません。しかし、これが「がっかり」するような結果であることに関しては、党側の人間も認めているわけです。

バラマキについてはもう怒る気力も失せましたが、痛烈な文句や抗議活動でもくれてやったならまだしも、蹂躙が行われているまさにその瞬間の蹂躙者への接待については、人道的にも国際立場上も極めて危険なものであり、到底許すことはできません。

2016-12-11 の記事 - 2016-12-11
TPP・カジノ・福祉カットの3つが最重要課題。どこまで堕ちたのでしょうか、この国は。国民が民主主義に対する不断の努力を怠ったらどうなるか、見本を示しているかのようです。

最近のWindows 10で困り果てているのが、アップデートで勝手に接続帯域を全部持って行ってしまうこと。普通こういうのはユーザーの邪魔をしないように行うか、許可を得て行うか、最悪でも進行状況の確認や一時停止が可能な通知を出すくらいはすべきですが、そんなものはおかまいなしに妨害ばかりしてくれます。邪魔になり次第タスクマネージャから片づけていますが、迷惑千万です。
そんな極めて困ったWindows 10で有用なものの一つが、ライブタイル機能でしょう。重要なものならトースト通知(効果音とともにアクションセンターに出てくるアレ。「トースト通知」やら「ハンバーガーメニュー」やら、なぜ食べ物の名前が多いのでしょう)を使うとして、さして重要でもないものでいちいち通知を出されてはうっとうしいことこの上ありません。スタートメニューのライブタイルであれば、押し付けられることもなければ読み飛ばすことも少なく、読み飛ばしそうならタイルのデザインやサイズを工夫することで対処でき、「トースト通知はいらないが見逃したくはないもの」を広くカバーすることができます。
ただ困ったことに、初期状態のWindows 10のライブタイルは異常にケバケバしいため、逆にうっとうしい機能だと誤解されがちではあります。無理もありませんが。逆に、自分にとって最適なものを自分で作ってしまえば、これがなかなか便利なのです。

それで、データが定期的に更新されるライブタイルの作り方ですが、最低限この3つ(とロゴ画像)だけ用意すればよいので実に簡単なものです(見事な落とし穴がありましたが。これは後述)。

1.browserconfigファイル。デフォルト名はbrowserconfig.xmlだが、名前は何でもよい。
2.タイルに表示する内容を記述したXML。これは動的に変化しなくては意味がないので、プログラムによって自動生成させるか、あるいはサーバーサイド言語によってXMLを吐き出すようにする。
3.browserconfigの場所をmetaタグで指定したHTMLファイル。中身はどれほどぞんざいでも構わない。

あとはEdgeでHTMLを開き、スタートメニューにピン留めしてやるだけです。

まずbrowserconfigですが、この辺に解説があります。ごくシンプルに書けば
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<browserconfig>
  <msapplication>
    <tile>
      <square150x150logo src="(中サイズタイル用のロゴの場所)" />
      <TileColor>#0078D7</TileColor>
    </tile>
    <notification>
      <polling-uri src="(タイル内容のXMLの場所)" />
      <frequency>30</frequency>
      <cycle>0</cycle>
    </notification>
  </msapplication>
</browserconfig>
といったところ。ロゴはpngなりなんなりの画像を適当に用意すれば可。サイズはタグ名からして150x150とされていますが、少々違っても動きます。たぶん。
通知のfrequencyは読み込み間隔(分)を指定するもので、説明では「30, 60, 360, 720, or 1440」とされています。ここでは通知が正しく更新されることを手早く確認するため、30としました。
cycleはタイル内容のURIが複数ある場合の挙動を指定するもので、今回は1つしか用意しないので0(どのサイズのタイルに対しても内容の切り替えをしない)としました。

お次はタイル内容のXMLですが、これはバージョンによって方法や自由度にかなり違いが出ています。
Windows 8対応の書き方をするならこの辺り、Windows 10ではより自由度の高い記述が可能とされています。無論、8の書き方は10でも動作します。
ひとまず10用に簡単に。なお、本来ならこのXMLはサーバーサイド言語なりに生成させるはずのものですが、ここではひとまず普通のXMLとします。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<tile>
  <visual>
    <binding template="TileMedium">
      <text hint-style="title">Hello!</text>
      <text>Hello World!</text>
    </binding>
  </visual>
</tile>
HTMLはごく簡単で、適当なHTMLのhead中に次の一行を入れるだけ。なお、名前としてbrowserconfig.xmlを使っている場合には、勝手に読みに行ってくれるため、これを書く必要すらありません。
<meta name="msapplication-config" content="(browserconfigの場所)" />
最後にEdgeからこのHTMLを開き、スタートメニューにピン留めするだけです。正しくピン留めできたら、タイル内容のXML内のテキストを適当に変更して30分ほど放置してみて、ライブタイルが更新されたようなら成功です。

さて、これで原理上は動作するはずですが、私のApacheにファイルを配置して動かしてみても全く動作しませんでした
どこか間違ったかと散々駆けずり回って探しましたが、何をやっても全くダメ。もうどうしようもなく、とりあえず適当なサーバーにアップロードしてみたところ、なんとその場合は動作するではありませんか。
つまり、どうやらこの方法ではlocalhost上のものをピン留めさせても正しく動作させられないらしいのです。世の中、サーバーサイドプログラムを書いてlocalhost上に置き、自分用の環境として利用している人は多いはずですが、これが不可能だというのです。なんたる悪質な嫌がらせでしょうか。

ちなみにUWPを使えば、localhost上からもタイル内容を問題なく取得することができます。お手軽さは完全に消滅しますが。これはまたいずれ。


左:スタートメニューにピン留めした後、通知が読み込まれるまでの様子。browserconfigで指定したロゴが表示される。
中央:通知を読み込んだ後の様子。
右:タイル内容のXMLのテキストを書き換えてアップロードし、30分ほど待った後の様子。

2016-12-04 の記事 - 2016-12-04
今年の流行語大賞について。

神ってる
カープ絡みとのこと。少なくとも私は流行語という意味では全く聞かなかった(そういう言い方は以前からあり、これと関係なく使われていたものについては別)言葉ですが、どこで流行ったのでしょうか。
なお、カープに対しては謹んでお祝いを申し上げるとともに、このような状況下で原爆ドーム保存などのための寄付を行ったことに敬意を表します。

聖地巡礼
そのような言葉があることは知っていましたが、これもまたどこで流行ったのでしょうか。やはり聞いたことがありません。

トランプ現象
安倍内閣には大きく水をあけられているものの、排外主義の権化であるトランプ氏。
日本では早速「トランプ氏も案外現実主義の政策を行うし、悪くないのでは」といった印象を与える報道まで散見されますが、マイノリティの生存権を脅かし、国家の伝統的な差別者と被差別者を分断することで支持を獲得したことに対して何一つ言い訳になっていませんし、ゆえに生存権を脅かされている被差別者、あるいは自身は被差別者でなくても隣人が生存権を脅かされている人が、生存権をかけてデモを行う事態になったわけです。
さて、日本のマスコミはどうでしょう。現内閣の構成員が差別デマサイトをシェアする首相であり、在特会と懇ろの閣僚であり、日本会議系がワラワラ存在し、ヘイトとカルトの集団であることを、どれだけの者が報じているでしょうか。石原氏や小池氏などの東京都知事をレイシストという文脈で報じた者がどれだけいるでしょうか。
レイシズムの問題において、日本はトランプ現象をとっくの昔に経験し(おそらく石原氏あたりで)、現状はいわば「トランプが現実路線を取らずに強硬な政策を継続し、かつそれが30年続いた世界」に生きています。マスコミが報じるべきこと、デモやその他言論活動で対抗すべきこと、政治の世界からお引き取りいただくべき者などは山積みであり、これはもはや米国の比ではありません。
なぜ外国のことは面白おかしく見るくせに、自分の国がそれを何十年も前からやっていることについては見て見ぬふりなのでしょうか。

ゲス不倫
知りませんでしたが、文春の話ですか。文春がしばしば大きなスキャンダルを暴くことは知っていますが、政治やらなにやらの話ならともかく、このような話には興味がありませんゆえ。

マイナス金利
これについては、流行語大賞側からの説明を読んでいただくのがよいでしょう。

>2016年2月、日銀はマイナス金利を導入した。ところが企業の投資などへの資金需要は小さく、貸出しはあまり伸びていない。

人々に金がなく、したがって需要もなく、ない需要のために投資する需要もなく、効果はそれほどなかった、という当然すぎる結末です。
何をやっているのか、政策担当者はどこまで無能なのか、と言いたくなるところではありますが、どちらかといえば単なるパフォーマンスであって、効果がないことなど最初から分かっていると考えるのが妥当なのかもしれません。

盛り土
いつまで「石原タブー」を存在させておく気でしょうか。レイシズムを道具に支持を集め、当選したらデタラメな政治を行うという、いわば安倍政権の先駆者にあたる者について総括することなしに、現在の日本の政治やレイシズムの問題に切り込むことはできません。

保育園落ちた日本死ね
非常に力を持つ一言でした。しかも単なる強い言葉だけにとどまらず、ブログの内容もまた非常に妥当性が高く、それがこの言葉をさらにしっかりと支えています。
この言葉が持つ力は2つ。1つは、現状の福祉・保育の貧弱さを強く世の中に問いかけたこと。もう1つは、それでも現状に無視を決め込みたい連中を白日の下にさらしたことです。
クラスでひどいいじめがあり、被害者が黙って耐えていたらいじめは日に日にエスカレートし、周囲も見て見ぬふり。「やめてください、助けてください」と声を出したら、いじめ加害者は面白がってさらにいじめを行い、周囲も「そんな元気があるんなら大丈夫だ」「もっと辛い人だっているんだよ」と嘲笑。とうとう「ふざけんな、死ね」と言ったら「言葉が汚い」からと即座に学級裁判にかけられ、いじめ加害者も周囲の加担者も総出で被害者を攻撃する。この言葉を取り巻く日本社会の現状は、ざっとこんなところでしょう。
特に「日本スゴい」ドラッグの中毒者にとって衝撃は大きかったようで、この強力な一言でドラッグの効果が吹き飛ばされたため、ブログ主やら民進党やらユーキャンやらに八つ当たりを繰り返しています。日本はスゴいものでなくてはならず、こういう形で否応なく日本の暗部を直視させられると、気持ちよくなれなくなってしまうのです。
もし日本にスゴくあってほしいのであれば、「日本死ね」とまで言わしめた日本の暗部を解消していかなければなりません。暗部に光を当てて立ち向かう行動こそが「日本をスゴくする」行動なのであり、ドラッグを邪魔されたからと喚き散らしてそれを妨害する行動はまさに「日本をダメにする」行動です。
「日本死ね」に対象は存在しません。しかしあえて対象が存在すると考えるなら、日本社会の暗部や救いを求める声について今まで散々嘲笑し続け、「日本スゴい」ドラッグで気持ちよくなっていたところを、とうとう強烈な言葉で現実を突きつけられて酔いが覚めたからと、ピーピーキャーキャーとこの言葉を攻撃している、という救いようのない日本社会の病理を、「死ね」の対象とみなすべきでしょう。
この言葉は、日本社会の病理を明確に示し、かつ日本社会の病理を明確におびき出してみせたわけです。
なお、本件を言葉が汚いなどとして非難するほど倫理観の強い人ならば、「朝鮮人を殺せ」だの「土人」「シナ人」だのにはさぞかし怒り狂っていることだろうと言いたくもなるところですが、例によって本件を批判している者の大半はそちらには極めて受容的、もしくは加担している者ばかりというのが、きれいにオチになっています。

ポケモンGO
これが肯定的現象とみなされていることに違和感があります。ちなみに「歩きスマホ」が候補30語の中にノミネートされています。

(僕の)アモーレ
PPAP
よく知らないのでコメントできません。

日本のみならず世界中がレイシズムや自国一番ドラッグに明け暮れ、そしてまたレイシズムに対抗する人も世界中にいる。そんな一年でした。流行語大賞にも「EU離脱」がノミネートされ、またオーストリアなど各国でも排外主義が強まる傾向があります。
レイシズムにおいて主要国中で最も先行していて、おまけに自国スゴいドラッグが米国以上に蔓延する、世界をリードする排外主義国家・日本。果たしてこれから、排外主義にどのように立ち向かっていかなければならないのでしょうか。そうしたことを考えさせられる流行語大賞でした。

2016-11-27 の記事 - 2016-11-27
首相、TPP早期成立の必要性訴え 参院本会議

>TPP離脱を唱えるトランプ次期米大統領の翻意を促す考えを示した。

>ロシアが北方領土の択捉島と国後島に地対艦ミサイルを配備したことには「外交ルートを通じて、我が国の立場と相いれず、遺憾である旨を申し入れた」と表明した。

首相、TPP批准方針変わらず…蓮舫氏は批判

>質疑では、民進党の蓮舫代表がTPP発効が困難視される中、「なぜ貴重な時間と税金を使って審議を進めるのか」と批判し、「日本が批准したら、トランプ氏が翻意する確信を持っているのか」とただした。首相は「確信はない」とした上で「保護主義の台頭に歯止めをかける役割を担うべきだ」と主張した。

TPP国会承認 首相「トランプ氏の翻意促すため迅速に」

>この中で、安倍総理大臣は、アメリカのトランプ次期大統領が就任初日にTPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱を表明する考えを示したことについて、「自由で公正な経済圏という旗を、日本までもが降ろしてしまったら、自由貿易の深化はそこで終わってしまう。アメリカが政権移行期にあり、世界的に保護主義の懸念が高まり、動揺が広がる今こそ、ぶれてはならず、速やかにTPPを承認することで固い決意を世界に発信し、TPPの意義をアメリカに粘り強く訴えていきたい」と述べました。

大量のお金をバラまくことで外交を進めようとする安倍外交の成果には、非常に目を見張るものがあります。歴代の内閣を考えても、ここまで成果を上げられた者はまれでしょう。これを見ると、安倍外交の華々しいまでの「成功」に対し、確かに民主党時代の外交などは「失敗」していたと言わざるを得ません。

インドネシア→高速鉄道失敗
オーストラリア→潜水艦失敗
アジア諸国→みんなでAIIBに加入
ベトナム→原発の受注取り消し
アメリカ→世界初の会談と大はしゃぎするも、トランプ氏はTPP断固反対を表明
ロシア→北方領土にミサイル

これらの成果に対し、安倍氏をATMであると揶揄する口が悪い人も見かけますが、あまりにも失礼と言わざるを得ません。もしわざわざテクテク海外まで出かけて行って、少々おだてられたらポンポン金を吐き出すATMが存在するならば、言うまでもなく故障品として即刻撤去されます。そんな訳の分からないATMなど存在しない以上、表現として極めて不穏当かつ不適切です。

TPPに関しては、もはや何をしたいのかさっぱり分かりません。そのうち超大幅譲歩を提供する見返りにトランプ氏に翻意を促し、それを成果として喧伝するなど、相当バカなことをやりだすのではないかと恐れています。

なお、安倍氏の「世界的に保護主義の懸念が高まり、動揺が広がる今」、日本が「保護主義の台頭に歯止めをかける役割を担うべきだ」といった主張については(どうせブレーンが考えた文言でしょうが)、非常に珍しいことにある程度は同意できます。
ただし、世界的に高まっている懸念は「保護主義」というよりは「排外主義」に対するものである、という点を除いては。

いつまでも過去の幻想にとらわれ、自国こそは偉大な国であると錯覚し、「自国スゴイ」論が臆面もなく語られたり、「強いロシアの再建」「偉大なアメリカを取り戻す」に代表されるように、懐古主義的な「○○を取り戻す」論が横行する。
トランプ氏が「中国や日本に打ち勝つ」と言ったり、フィリピン大統領が過激な発言をしたりすることに代表されるように、何らかの分かりやすい「敵」を定めては叩いてみせることを繰り返し、憎悪を支持につなげようとする。
アメリカのAlt-rightなどにみられるように、インターネットで人種差別思想やデマを垂れ流すなどの工作を行い、それによって特定政党や特定候補への支持を集めたり、ヘイトクライムが発生しやすい環境を作り上げる。
黒人やムスリムなど、人種や民族、宗教、障碍、性的立場などにおけるマイノリティを排撃対象とし、出て行けだの吊るせだの殺せだのとヘイトスピーチを浴びせたり、ヘイトクライムを起こしたりする。
一国のリーダー自らが救いようのないレイシストであり、自分の周囲に排外主義者、人種差別団体と関係の深い者などを従わせたり、差別デマサイトを嬉々としてシェアしてみたりと、平然と排外主義的言動をやってのける。
これらのような異常行為はマイノリティの人権を侵害し、生存権を脅かすものであるにもかかわらず、マジョリティがそれを支持し、あるいは否定しないため、排外主義勢力が国政などにおいて多数派を占めてしまい、排外主義的政策が実施されたり、民主主義が脅かされたりする。

これこそが、今の世界において高まっている懸念であり、社会や世界を分断させ破壊する思想であり、私たちが絶対に打ち勝たねばならない相手なのです。

2016-11-20 の記事 - 2016-11-20
日系人強制収容「前例」に批判 トランプ氏側有力者が発言

>トランプ次期米大統領の政権移行チームが検討しているとされるイスラム系移民の登録制度に関し、トランプ氏の有力支持者が第2次大戦中の日系人強制収容を引き合いに出して批判を浴びている。

トランプ派がイスラム教徒登録論=「日本人で前例」発言に批判

>米海軍特殊部隊の元兵士で、トランプ氏の政治資金団体幹部のカール・ヒグビー氏は16日、FOXニュースの番組で、イスラム系移民の登録制度は法的にも導入可能だと指摘。「第2次大戦中に日本人に対しても行った。前例がある」と語った。

ここまで来ましたか(一応断っておきますが、引き合いに出したのが「日系人」だから批判するのではありません。念のため)。
これで「選挙で結果が決まったのに」トランプ反対者がなぜデモなどで対抗しようとするのか、よく分かるというものでしょう。
彼らはただ選挙結果を受け入れることができないのではありません。自身の、あるいは自身の隣人の生存権を守り、暮らしと身の安全を守るには、民主主義で認められた投票権以外の権利を行使せねばならない状況に置かれているのです(ちなみに日本はとっくの昔にその段階にあり、今も公人が公然とヘイトスピーチを行っています)。
ここで食い止めようとしなければ、本当に日系人収容の二の舞になる恐れがあるのです。

差別について理解するにあたり、まず必ず突き当たる根源的な問いは「どうして差別はいけないのか」です。
例えば「社会的立場の弱い側を、その力の差を用いて攻撃する行為だから」など、理由は色々存在しますが、最も根本的なものは「本人の罪や落ち度によらず、ただ属性に基づき相手を攻撃する行為だから」というものになるでしょう。
かねてから、差別にはそれを正当化する理由付けが試みられてきました。時には「野蛮で非常識な民族」などと称し、時には優生思想をも持ち出して。しかし、理由付けのための理屈はいくらでも生み出されてきましたが、正当な理由をつけることは決してできません。自分に責任のないことについて、属性を理由に攻撃される理由など、どこにも存在し得ないためです。
日系人収容問題は最も象徴的な差別の一形態です。彼らはただ「日系人だから」という理由で収容されたのであって、彼らが収容されるに足る罪を犯したわけではありません。また、これは同時に「差別を批判する者は差別」をはじめとする意味不明な言い分を完全に否定します。「差別」という卑劣な行為に出た者を批判することは、「その者の行為に対する批判」であって、本人に責任のないことについて属性を理由に攻撃しているわけではありません。
こんなものは少し考えてみれば分かります。例えば黒人の悪人に殴られたとして、今後は黒人を見つけるたびに誰彼構わず「反撃」することが許されるでしょうか。どこかで態度の悪い中国人に遭遇してムカついたなら、中国人を見つけるたび暴言を吐いて回ることは許されるでしょうか。ある日本人が人を殺したら、全日本人は投獄されるべきでしょうか。
よくある言い逃れとして「○○は犯罪率が高いから差別的取り扱いは妥当」などと主張するものがありますが(真偽は別として、パターンとしては本件もまさにそれ)、悪いことをしていない人を属性により攻撃する行為を正当化することは、いかなる言い訳をもってしても不可能です。例えば男性は女性と比較して有意に犯罪率が高いことが知られていますが、では男性は何も悪いことをしていない人も含めて攻撃や排除、投獄などをされるべきでしょうか。
日系人収容はまさに典型的な差別であり、これを肯定的な文脈で引き合いに出すことがどれだけ危ういことかはすぐに分かります。これを認めたら最後、あらゆるマイノリティは何も悪いことをしなくても国家や公的な権力によって、あるいは人々によって迫害される恐れが生じることになります。
なお、やはりこれは日本の方が大きく先を行っていて、日本では三国人発言などがほぼ平然と容認されてきました。米国では大規模デモを招くなど大きな批判を浴びる差別的価値観が、日本ではすでに広く認められているといえるでしょう。

さすがに私も、「ただちに」イスラム系移民をはじめとする様々な被差別者がかつての日系人と全く同じ目に合うとまでは考えていません。しかし、いわば差別の見本である収容問題を肯定的に扱う発言が有力者から公然となされることそれ自体が危機的であり、また世の中の差別主義者に油を注ぎ、「そんな価値観を公然と口にしても大丈夫」とお墨付きを与えることになりますので、世の中の差別を扇動する、すなわちヘイトスピーチとして機能することになります。トランプ氏自身が選挙期間中に散々差別発言を行い、結果として各所でヘイトクライムを誘発することになったのと同様です。
このような価値観が蔓延して当たり前になっていけば、個人レベルでの差別憎悪感情にとどまらず、いずれは「まさか」というようなことが国家や自治体により実行される日が来るかもしれません。
この発言は非常に危険であり、かつ許しがたいと言わざるを得ません。

2016-11-12 の記事 - 2016-11-12
米大統領選はトランプ氏の勝利となりました。半分覚悟はしていましたが、絶望的です。
日本も異常な状態となっている中、米国にまでミニ安倍(*)が誕生してしまったことには頭を抱えざるを得ません。

(*)日本のレイシズムの異常さを知らない人、というよりここまで目立つ形でレイシズムが横行している以上、見ないふりを決め込んでいる人と呼ぶのが適切でしょうが、そうした人にとってはピンと来ないかもしれませんが、日本のレイシズムは米国などの主要国と比較して途方もないほど先を行っています。
日本はもう何年も前から、歴史修正主義者の集団が政権を担い、差別デマサイトである保守速報をシェアするような者が首相であり、在特会と懇ろの連中が平然と内閣に入り、異常な差別的言動を繰り返した石原氏、在特会と懇ろの小池氏といったレイシストが東京都知事となるような国なのです。
アメリカの大統領が周囲をKKKと懇意の者で固めれば大問題になるでしょうし、ドイツの首相がネオナチ系デマサイトをシェアするほどのネオナチであり、与党がナチスの悪行を捏造であると触れ回るならやはり大問題になることは言うまでもありませんが、日本ではこれら全部と同じことが平然と行われているわけです。
おそらく、トランプ氏がこれから仮に30年ほど大統領をやり続け、ヘイト政策を次から次に実行に移したとしても、レイシズムにおいて日本に追いつくことはできないでしょう。

私は政策面において、トランプ氏について一定の悲観はしているものの、極端なまでの悲観はしていません。非現実的な政策を実行に移すことは不可能または非常に困難であり、ある程度は現実路線での対応を余儀なくされるであろうと予想できるためです。
無論、それが「現実路線の範囲内における最悪の悪夢」となるのか、それとも「想像もつかないほど融和的で穏健な対応」となるのかは、実際の政権運営を見てみないことには分かりませんが。
ただし、今回のトランプ氏の最大の「罪」は、実は政策ではありません。仮に氏の過激な発言は単なるポーズであり、実際には大統領として十分的確な人物であったとしても、それは全く変わることはありません。

この大統領選において最悪であったのは、実に投票者の半分もの人がトランプ氏の差別的言動を肯定しているか、少なくとも否定するつもりがないことを示したという点にあります。
日本のマスコミは「米国が分断された」などと言ったりしていますが、現実にはその程度の甘っちょろいものでありません。これは要するに、人種や宗教などのマイノリティに対し、隣人たちが自分を迫害し平然と踏みにじるような思想を持っているのかもしれない、いや、おそらく持っているのだ、と示す結果に他ならず、これはマイノリティにとって身の安全を脅かされかねない、極めて現実的な危機なのです。
現に、トランプ氏勝利が明らかになった前後の米国では、黒人やヒスパニックなどの人種的マイノリティ、メキシコ人とみなされた人、同性愛者、トランスジェンダーなどに対するヘイトクライムが複数件発生しています。
なお、選挙結果確定後にはトランプ反対デモが発生していますが、あれも単に選挙結果を受け入れたくないがためのデモとして片づけるべきではありません。マイノリティにとっては実際に命や身体への危機であり、単に「選挙結果が嫌だ」で済むようなものではないのです。

レイシズム先進国である日本でも、同様のことはたびたび発生しています。
人種差別的言動を全くはばかることのない石原氏、在特会と懇ろの小池氏などは多くの票を集めて東京都知事となり、人種差別と歴史修正主義にまみれたヘイト内閣は直近の選挙にて大勝を成し遂げました。沖縄では機動隊が「土人」「シナ人」とレイシズムを叫び、政治家の一部もそれに賛同する始末です。
「朝鮮人を殺せ」と街中で叫び立てるなど人種差別を扇動してきた在特会元会長・高田誠は、東京都知事選において落選こそしたものの、決して無視できるものではないほどの票を獲得しました。在特会自体も一定の支持を集めており、多くの者がその主張に賛同しています。
相模原障碍者大量殺戮事件は近代日本史上でも津山に次ぐほどの大量殺戮であり、障碍者を標的とした明確なヘイトクライムですが、このような最悪な殺戮犯に対してすら、賛同・共感する者も少なくはありません。透析患者に対する虐殺の扇動にしても同様です。
すなわち、これらは人種・民族・宗教・性的立場・障碍・疾患などにおけるマイノリティにとって、「○○(自分の属性)を殺せ」と叫ぶような連中に共感する者、あるいは実際に○○を大量虐殺した犯人に賛意を示すような者、何かのきっかけがあれば自分を殺しに来るかもしれないような者が、自らの隣人であるということを示すものなのです。
これがどれほどの恐怖であるか、またこれが単なる取り越し苦労ではなく、実際に身の危険に直結するものであることについては、いちいち説明するまでもないでしょう。
米国ではトランプ氏に公然と反対する有名人も多く、当選に対してはデモが発生しましたが、私たち日本人はこうしたマイノリティの現実的な恐怖に対してあまりにも無頓着すぎました。結果、何年も前から彼らの生存権を脅かし続け、朝鮮学校襲撃事件や教職員組合襲撃事件、相模原障碍者殺戮などの凶悪なヘイトクライムを防ぐことができませんでした。このまま見て見ぬふりを続け、彼らの隣人として彼らへの迫害に手を貸し続けるのであれば、今後ともマイノリティの生存権はますます脅かされるでしょうし、いずれ関東大震災虐殺のような大規模虐殺の再来を招くことになるでしょう。

これがまさにトランプ氏の罪であり、また現在進行形でこの日本社会でも起こっていることなのです。人種差別を平然と行う者が現れ、それに触発されて多くの者が賛同を表明し、レイシズムが「当たり前」のものとなっていく。これはまさに、ヘイトスピーチ、差別扇動表現そのものです。

次に、トランプ氏が日本社会に与える影響について。
氏は日本について、防衛してほしければもっと金を払うべきとの主張をしていますし、核武装にも言及しています。となればほぼ間違いなく、日本国内では「憲法を変えて軍備増強すべき」「核武装すべき」といった論が出てくることになるでしょう。
金を余分に払うのが嫌だから軍備を整えよう、などとプラモデルの戦車でも買うように簡単に言ってくれるものですが、「そんなことをすれば余計金がかかるから本末転倒」と正論を言っても無駄です。こうしたことを主張する連中は、単にトランプ氏を口実として利用しているだけであって、氏の当選による日本への影響などといったことを考える気は最初からないのです。
なお、米国依存から脱却の上で強力な防衛力を整え、中国に対抗するために軍拡するなどというなら、少なくとも出口戦略くらいは明確に示されねば話になりません。通常、軍拡や戦争といったものは開始するのは簡単でも、終了するのは難しいものです。そして現在、国力も経済力も日本より中国の方が上であり、競争し続ければ必ず日本はついていけなくなります。後に残るのは、軍備費の増大によって荒廃した国家経済と、巨大化した周辺国の軍備、そして互いの国に対する強烈な憎悪感情、軍事力で大きく劣った中での一触即発の状況だけです。これはまさに最悪の事態と言えるでしょう。無論、かつての関東軍のような輩が現れたり、安倍氏のような差別主義者が自身の憎悪感情を優先させれば、実際に肥大化した軍事力同士が衝突して戦争となることもあり得ます。
何の考えもなく軍拡競争をはじめ、破綻するまでやめないというのなら、単なる亡国の策ですから論外です。途中でやめる方策があるというのなら、それが確実に成功することについて確信が持てなければなりませんし、軍拡をやって途中でやめる方が最初からそれをしない場合より明確に得をすることも示されなければなりません。
核武装に至っては、米国としては実際に使用することもできないお邪魔虫兵器などよそに追いやりたいのは当然でしょうし、核は実際には「こちらには核があるぞと言い張り、他国が理性をもって攻撃してこないでくれることに信頼し期待する」兵器です。現に冷戦期、各地で戦争が止むことはありませんでしたし、そのわずか数十年のうちに核戦争の危機を複数回起こしています。それほど相手のことを強く信頼できるなら、金銭や外交的立場をドブに捨て、核戦争のリスクを背負う方法によって、人命と国土を全部賭けてまで相手を信頼するより、もっと安全で安価な方法で関係を築こうとしてはいかがでしょうか。
なお、「米国が日本をあまり助けようとしなくなるかもしれない」ということについては、同意する以外にありません。ただし、トランプ氏とは無関係に。
日本の現政権がやっていることは、要するに米国の威を借りて周辺国の神経を逆なでし、都合が悪くなれば米国を持ち出して閉口させたり、金をバラまいて黙らせることです。このバラまきがろくな成果も挙げられていないことは、インドネシア高速鉄道やAIIB参加国などを見れば分かりますし、それ以前の問題として歴史修正主義的なことを一切しなければ、周辺国の神経を逆なですることを減らせ、しかもコストは全くかかりません。
米国は日本のこうした行動の尻拭いをせねばならないのであり、最悪の場合は自国の若者の命を代償とすることになるかもしれません。トランプ氏だろうがその他の大統領だろうが、こんなことは誰でも御免なのは当たり前でしょう。
となると、日本が取るべきであった、そして今からでも取るべきである手はひとつしかありません。軍拡競争などという荒唐無稽な夢は捨て、歴史修正主義を誇示するのをやめ、相手をバカにしてから金で黙らせるのをやめ、周辺国との友好に努めることです。今まで米国の威を借りることでそれを怠るばかりか、マイナスにしてきた分を回収するわけですから、その道は決して平坦ではありませんが、実質的にそれ以外に取れる手段は存在しません。
融和は非現実的思想なのではなく、実は最もしたたかで安上がり、費用が少なく利益が大きい外交手段です。ですから世界各国、領土などで争いがある場合でも、無駄な敵対よりも融和に努めようとするのです。このところ何かと話題のフィリピンなどですら、ただ過激なばかりでないことを見れば分かるでしょう。それに大げさな話でもなく、ただ単に歴史修正をやめるだけでもずっとマシになります。今すぐ仲良くするのが無理というなら、靖国参拝や大日本帝国に問題はなかった論をやめ、他国への包囲網を作るだの歴史戦に勝つだの、できもしないことをいちいち息巻いて喧伝するのをやめ、何の得もないのにわざわざケンカを売るのだけでもやめればよいのです。
「米国の威を借りて他国の神経を逆なでし続け、とうとう米国があきれて助けてくれなくなったら窮地に陥る」、こんなものは当たり前です。このような状況にならないための答えもまた、明らかなのです。
トランプ氏当選を唯一良いことのきっかけにできるとしたら、これしかないでしょう。ただ、現実には人種差別主義者連中がその憎悪感情に基づき、悪い方向に変えてしまう展望しか見えないのがつらいところです。

なお、日本のTPPの動きに関してはあきれ果てています。私自身は「加入しないことができないならば、仕方がないから有利な条件を飲ませろ」として消極的賛成としてきましたが、大統領候補が両者ともに(クリントン氏はポーズの可能性もあるにせよ)反対を公然と表明したならもはや急ぐ必要はありませんし、おまけに大反対派であるトランプ氏が当選したとなれば、そこに乗っかるのは当然とすらいえます。
家を取り壊す日に家の修理に来てもらうようだというか、水筒の中身が空なのを確認してから遠足に持っていくようだというか、もうコントにしか見えないほどに滑稽すぎます。

2016-11-06 の記事 - 2016-11-06
レイシズムジャパン、お次はナチスの服装です。これが意図してナチスを模したものであるなら問題ですし、意図しなくてもナチス風のものが安易に作られるほどナチス的なものが社会に氾濫しているとすれば、それもまた問題です。
これに対する批判については、「そのくらいで何が問題なのか」なる不勉強極まる意見もあるようですが、これがまさに排外主義の怖さです。これが許容されるなら、次は公然とナチスの仕草をする者(海外ではナチス式敬礼をしたスポーツ選手が強い非難を浴びた)がいても「そのくらい」論が噴出してくるでしょう。その次はナチスの標語を公然と掲げる者がいても、やはり「そのくらい」論が出ることになります。
もともとナチスが「魅せ方」をよく研究していたことは知られており、服装もオリンピックなどのイベントもその一環として機能していました。このナチス的なものに対する受容のプロセスは、まさにかつて行われたことの繰り返しでしかありません。
事実、日本の排外主義者はたびたびナチスの旗を掲げて人種差別デモなどを行っており、ナチスの意匠とレイシズムは不可分の関係にあります。「ナチスの意匠は思想とは関係ない」「日本ではそういった意味合いはない」などの言い訳は、どうあがいても成立し得ません。いくら正当化してみたところで、レイシスト自らがそれを証明しています。
ナチスはユダヤ人を迫害する人種差別の他、身体・精神障碍者や同性愛者の殺戮も行っており、これは今の日本と非常に親和性の高いものです。ナチスが肯定的な意味合いで公然と受け入れられるような状況は、社会として極めて危険なのです。
無論、私はありとあらゆるナチス的表現の排除を主張するわけではありません。排外主義批判や問題提起などをはじめとする用途のため、過去の経緯とその恐ろしさを十分に認識した上で使用する限り、そうそう簡単に今回のような問題に至ることはありません。
しかし、排外主義者がナチス旗を掲げているように、これをナチズムに賛同する意味合いで使用するのには大きな問題があるのは当然として、今回のように不特定かつ多数の人々に対し、カジュアルに受け入れられやすいような方法で使用するのにはますます問題があります。思想的なハードルなどを全く超える必要なしに、ナチス的なものが特に抵抗なく受け入れられてしまうためです。
今回の問題が深刻なものであることは疑いようもなく、海外で報じられるなどして問題視されたことも当然でしょう。
ちなみに、イスラエル大使館などこの問題に懸念を表した者に対しては、意味不明な連中から本件とは無関係の国へのレイシズムを含む嫌がらせコメントが寄せられるなどしており、いかなる連中が本件を無問題ということにしようと試みているかを自らの手で示す結果となっています。
繰り返しますが、「日本ではすでに排外主義者がナチスの意匠を掲げ、○○人を殺せと言って街を練り歩いている」「本件を問題視した者に対し、無関係の国へのヘイトスピーチを含んだ嫌がらせコメントが寄せられている」のです。これだけでも本件は日本のレイシズムと極めて親和性が高く、見過ごすことは決してできないことが分かります。

なお、差別扇動行為に「差別思想を拡散するつもりはなかった」「悪気はなかった」「知らなかった」などの言い訳は通用しません。
発信者に差別の自覚があろうがなかろうが、よく勉強していようが不勉強だろうが、本気だろうが遊び半分だろうが、同じように差別を発信したならば、同じように差別が扇動されます。それが行き着く先もまた同じであり、発信者に悪気がなかったから結果が手加減される、などということはあり得ません。

在特会への賠償命令確定 徳島県教組事件「人種差別行為」

これにて436万円が確定しました。直接的に被差別者を襲撃しなくても「人種差別」とされた高裁判決が維持されたものであり、ひとまず確定して一段落といったところでしょうか。
ナチス服の件といい、「表現の自由」は人種差別思想に対してフリーパスを与えるものではないのです。「自由」の名のもとに殺戮強奪を繰り返す輩がいれば自由が成り立たないように、「表現の自由」の名のもとに差別のナイフで通り魔を繰り返す輩を許しておけば、表現の自由は遠からず壊滅します。表現の自由を守ろうとするならば、表現の自由の悪用を許す選択肢はありません。