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雑記帳(過去ログ)
2018-06-23 の記事 - 2018-06-23
大阪の地震で、またしても日本の風物詩が姿を現しました。ヘイトデマです。

地震でデマ情報拡散 “冷静に行動を”

災害時という社会が最も脆弱なタイミングを狙い、過去に虐殺を招いた実績さえある差別デマを流すのは、マイノリティの方々の生命を危険にさらし、人々や関係機関を混乱させて救助活動をも妨害する、極めて悪質な行為です。許容される余地は一切なく、厳しい対処がなされなくてはなりません。
ところが、災害のたびに毎回ヘイトデマや虐殺扇動行為の巷となり、それでありながら平時から何の対策も取らず、おまけに災害時にもほとんどデマを放置する、現代の流言飛語拡散装置たるSNS会社が存在します。Twitter社です。
しかも今回、ヘイトデマには「違反ではない」判定を下しながら、デマに抗議している有志には凍結などの措置を取るという異常行為にすら出ていることが確認されています。
無論、抗議側も必ずしも柔らかい言葉で注意しているわけではありませんが、災害の混乱時にヘイトデマを流す人間が強い言葉で非難されるのは当たり前です。それとも、災害時を狙ってヘイトデマを平然と垂れ流すような人間に対し、「お願いです、デマをやめてください」などと懇願しろとでもいうのでしょうか。デマをやめさせて削除させたり、他にデマを流そうとしている者を牽制したり、そのデマが拡散されないように手早く注意喚起するのが目的なのですから、それでは全く無意味です。
また、そもそもデマへの注意喚起と拡散阻止はTwitter社の仕事です。同社が急いでデマを削除し、デマを垂れ流すアカウントを処分し、公式に注意喚起を行うならば、有志がわざわざ時間と労力を割き、なぜか自分が凍結される危険を冒してまでデマに対処する必要はありません。

そして、その時にTwitter日本の代表の笹本氏は何をしていたかというと、サッカーがどうのこうの、ルイ・ヴィトンの広告がどうのこうの、サッカーでゴミを片づける日本のサポーターはスゴイ、などという実にどうでもいいことをツイートするばかりで、自分が代表を務めるSNSがヘイトデマの巷になっている事態への自覚はゼロ
こんなくだらないことをツイートする暇があるのなら、何なら口先だけでも「ヘイトデマを流したり、拡散するのはやめてください」「デマに対処するよう指示を出しました」などとアナウンスすればよいものを、それすらしようとしません。
netgeekの読者で、ヘイトスピーチに関する取材に対しては頓珍漢にもほどがあることを平然と語り、Twitter前抗議に出て改善を訴えていた在日の方にさえ愛想をつかされる、あの笹本氏に期待すべきことなど何一つありませんが、もう「差別はよくない」「自社のサービスを使って災害時ヘイトデマを流すことは許さない」といった建前を掲げる必要すらないと考えているようです。
ここまで来ると、もはや犯罪的な責任放棄企業と呼んでも間違いないでしょう。Twitter社がヘイトを放置して利益を得るために、Twitterとは全く縁もゆかりもない人が理不尽にも危険にさらされることを、私は強く危惧しています。

なお、災害時に悪質なヘイトデマが流れるのは日本の風物詩ですが、これは災害などの緊急時に何もない場所から突然出現するものではありません。普段から培養されていた差別の種が、災害時を好機として一気に芽を出しているに過ぎません。
例えば今回、災害が発生したのは大阪ということで、エセ政治学者の三浦氏が煽った「スリーパーセル」がヘイトデマの材料として用いられています。普段からこのようにしてエセ学者や悪質な番組がヘイトの地ならしをしているからこそ、災害時には容易にデマが発生し、しかもそれが一定の信頼性を帯びてしまうことになるのです。
この辺の事情はTwitterでも同様です。有事にこれ幸いとヘイトデマを垂れ流す連中は、その多くが普段から卑劣なヘイトを振りまいているレイシストです。
Twitter社は差別に対処する気を全く持っておらず、むしろ差別を培養して商売に用いている立場ですが、仮に同社が災害時に突如として差別はダメだと理解したとしても、おそらくヘイトデマに十分対処することは不可能でしょう。平時から培養し続けてきたレイシストが暴れ出しているのであって、災害時にだけ対処しても抑えきれるものではありません。
災害時の混乱に乗じたヘイトデマに対処するには、平時から差別の種をまくことを許さず、差別を封じ込めていくしかないのです。

普段から差別を許さず、ヘイトスピーチを取り締まることは、まさに社会という構造物における耐震工事です。災害に備え、平時より建物の耐震化、避難経路の確認、非常用物資の準備、ヘイトスピーチの撲滅などを行っておくことが極めて重要です。
そして、平時も有事もひたすらヘイトを煽り立て、それを止めようとする側を処分して回るTwitter社のような無責任ヘイト企業は、それによって取り返しがつかない事態を招く前に、一刻も早くこの社会から消滅することを望みます。

2018-06-17 の記事 - 2018-06-17
新潟県知事選。かなり絶望的な結果です。

無論、選挙結果自体が絶望的なのではありません。反差別者は今まで、「まさかあの自民がそこまではしないだろうし、する輩は党内が許さないだろう」に裏切られ、「いくら公明が権力の亡者になりさがっていても、さすがにそれは止めるだろう」に裏切られ、「民進がようやく野党共闘に動き始めた。ごく大まかな団結でいいから、差別に反対する軸を作れ」の矢先に小池ヘイト党への身売り。「差別議員を小池ヘイト党に引き取ってもらった立憲民主は対立軸を打ち出せるはず」は京都相乗りで打ち砕かれ、「小池ヘイト党や民進に所属せざるを得なかった志ある議員は立憲民主に加われ」の状況で国民民主党誕生。少々のことで絶望などしようがないわけです。
今回の選挙戦は予想よりもむしろ善戦していたほどですし、たかだか一敗でしかなく、いちいち嘆くようなことではありません。

では何が絶望的なのか。
今回、花角・自民党陣営は差別を全く隠そうとしていませんでした。自民党自体はもはや在特会と大して変わらない存在でしかなく、薄汚い差別主義者としての中身を「(伝統的な)自民」ブランドの服で覆い隠していただけでしたが、今回はとうとうその服さえも脱ぎ捨ててしまった感があります。
まず花角氏のTwitterアカウントはレイシストを何人もフォロー。露骨にもほどがありますし、政党色を隠してクリーンさをアピールしていたはずの花角陣営が、あえて自らに強烈な色をつける行為に出ることが驚きであり、それをすることが自身にとって有利になると考えた上での行動であったとしかみなしようがありません。
氏の応援に立った地元商工会の人物は「新潟に女性の知事はいらない」と演説。普通、このような発言は候補のイメージを下げるはずですし、陣営としてもこれが意に添わぬ発言であるなら「候補本人はこの発言を一切容認しない。極めて不適切であって、断じて許されない」などと必死でアナウンスするものですが、残念ながら花角氏の場合、このセクシズム発言が逆に票を増す方向に機能したことでしょうし、陣営もそれに自覚的であったものとみられます。
さらに、自民党は応援弁士としてどうしようもないデマレイシスト議員を何人も新潟に送り込みました。こうしたことからも、花角氏のヘイト戦略が陣営の暴走などではなく、自民党主導で明確に定められた方針であることが見て取れます。
また、これは花角陣営などが直接かかわったものではないのでしょうが、池田氏を貶めるために拉致問題を利用した卑劣なデマが、レイシストの手によって平然と垂れ流されました。たとえ陣営が直接かかわっていなかったとしても、レイシストを仲間にするというのはこういうことなのです。

この露骨なヘイト戦略については、さすがにあきれ果てて「自民党は新潟知事選を捨てたらしい。いくらなんでも人をバカにするにもほどがあるし、おそらく自滅するだろう」と楽観的な見方をする者もいましたが、一方で「いや、自民党はこれが効果的とみなしているからやっている。非常に厳しい選挙になる」と悲観的な見方をする者もいました。
私の見立ては後者でした。路上で「殺せ」を連呼する連中などいずれ消滅するだろうと楽観視していたら次々増加したことに始まり、書店や大手出版社にまでヘイトの浸食が及び、自民党がヘイトをすればするほど支持を集める構図など、到底信じられないような現実を散々見せつけられてきた以上、これを楽観視する要素はどこにも存在しないためです。
そして実際、悲観論は見事に的中します。
おそらく今後、今回のヘイト選挙の経験は自民党の選挙戦略に少なからず影響を与えることになります。安倍氏の支持率が下げ止まっていることを見ても、安倍氏や自民党の支持層はもう大半がレイシストであるとみなすべきで、レイシストでない層に手を広げても勝てるとは限らず、逆に徹底的にヘイトに振れば勝てることを実証してしまったのが今回の選挙であるわけです。
これからは自民党によってさらに露骨にヘイトが煽られ、社会はますますヘイト化し、多くの被差別者が踏みにじられることでしょう。たかだか野党の一敗などより、これこそが今回の選挙の結果がもたらす絶望的な点なのです。

では野党はどうすればいいのか。
レイシスト側のメディアなどはご丁寧にも野党の敗因分析をなさってくださっており、「野党が政権を批判していたので負けた」などと実に有難いアドバイスを提供しておられますが、普段あれだけ被差別者を徹底的に貶め、デマを垂れ流し、ヘイトを煽り立てている連中が、今回の知事選で急にスポーツマンシップに目覚め、野党のために一肌脱いで塩を送ってやろうなどと考えるわけがありません。
これはつまり「それをやられては困る」ということですから、国民民主党辺りがこれにつられて「現実的で建設的な対案路線の政治」などと散々言い尽くされて必ず失敗してきたことをまたしても言い出さないように注意しなければなりません。差別・文書改ざん・立憲主義の否定に温情も対案も存在し得ません。
ただし、このままで野党が勝てるかというと、やはり厳しいと言わざるを得ません。日本はおぞましいまでの差別大国であり、差別に反対する側を固めきっても差別側に勝つのは極めて困難です。しかし、だからといって自分も差別側に立つことは絶対に許されませんし、実際にそれをやれば小池ヘイト党の二の舞になるだけです。

はっきり言って、選挙の時に何かをするだけでは通用しません。普段から野党一丸となって全力で差別に対抗するしかありませんし、さもなくばジリ貧になるだけです。そして、何をやるべきなのかは差別カウンターや懲戒請求騒動が示してくれています。
レイシストは被差別者に対し、見るも聞くもおぞましいような異常な言動を平然と投げつけ、その命の存在や価値、生きる権利に至るまでも公然と否定し、人としておよそ許されざるような攻撃を仕掛けています。ところが、そこまで異常な暴挙に出る攻撃者でありながら、カウンターに激しく怒鳴りつけられたり、弁護士によって反撃を受けたりすれば、直ちに大狼狽して逃げ惑うような連中であることも判明しています。
であれば、野党が取るべき方法は1つ。まずは手始めに、デマやヘイトを垂れ流して不当な攻撃を仕掛けてくるレイシストに対し、刑事・民事による法的責任の追及を含めた徹底的で一切容赦のない反撃を浴びせることです。
これはそもそも、以前からその必要性を強く指摘されていたことです。レイシストは野党が反撃してこないのをいいことに、デマやヘイトで執拗に攻撃し、その延長線上で被差別者個人に対してもおぞましい攻撃を行っています。反撃できる力を持った者が反撃するのは社会の差別を減らすために必要な道であり、その者の社会的責任に他なりません。
自民党や日本会議らヘイト勢力は何年もかけて地道に差別の種をまき散らし、レイシストを培養してきました。結果、差別は空気のように当然に存在するものとなり、差別に加担しないことは政治的行為とみなされるという異常な社会となりました。野党もまた、レイシストを少しずつ押しつぶしていくという地道で面倒な努力を積み重ねてようやく、今すぐにとはいかなくても、徐々に有利な状況に立つことができるようになるのです。

民主主義の社会においては、より文化的で、より多様性を尊重し、より立憲主義を守る政治を選ぶことができます。その一方で、後で誰かのせいにしたり、騙されたなどと白々しいことを言わないのであれば、「苦しんで死ぬ」ことを選ぶのもまた自由です。言うまでもなく、差別に明るい未来はありません。被差別者の人権が無視され徹底的に踏みにじられる社会になったとして、被差別者以外の人権はきっちり守られる、などということは断じてあり得ません。
差別を一貫して否定しているにもかかわらず、その巻き添えを食うこちらとしてはたまったものではありませんが、それもまた社会の差別を止められなかったがための結果ですから、巻き込まれたとしても文句は言えないかもしれません。
ただし、その「苦しんで死ぬ」道を選んだ場合、まず最初に苦しんで死ぬ立場に追いやられるのは、外国籍などのため選挙権を持たない人々、あるいは障碍があるなどで選挙権を行使することに困難が伴う人々など、選挙によって自らの身を守る意思表示すらできない人々を含む、被差別者に他なりません。大日本帝国にせよナチスにせよ、差別で身を崩した国家は必ずそのような順序を経ています。
「苦しんで死ぬ」道を選ぶのは勝手ですが、「他人を苦しめて殺す」権利を持つ人間など存在しないのです。今回の知事選は、そういう意味で極めて理不尽な図式が一切隠し立てされずに顕在化した最初の選挙であったといえるでしょう。

2018-06-09 の記事 - 2018-06-09
アニメ化決定のラノベ、出荷停止 原作者が差別ツイート

人気ノベル:アニメ化中止 原作者の差別的発言を問題視

原作者の差別発言で主演声優全員一挙降板、「二度目の人生を異世界で」アニメ化中止で小説版は出荷停止に

上から下までおぞましい差別が横行する日本において、珍しく明るい兆しが見えるニュースです。
小説の筋書き自体がかなり問題のあるもののようで、この時点で嫌な予感しかしませんが、案の定作者の悪質なヘイトツイートが発掘され、結果として小説の出荷は停止され、アニメは声優が次々と降板した末に中止決定
こんな内容のものを販売する出版社、アニメ化しようとする関係者の価値観には理解しがたいものがありますし、倫理を問う以前に危機管理はどうなっているのかと強い疑念を持たざるを得ませんが、ともかく結局はこうなりました。
作者は「アニメ化も決定した人気作品の作家」から大転落。そもそもこんな危うい小説で一山当てられること自体がおかしい、というのはヘイト本が大売れする日本だから今に始まったことではないとして、ヘイトスピーチという不特定多数の人々の尊厳を踏みにじる行為に対しては、それなりの代償が伴うのは当然ですし、こんなものでは代償として全く足りません。たかだか小説の出荷停止とアニメ化中止ごときで釣り合うほど、人間の尊厳や人権は軽くありません。
自分がやった途方もない差別と向き合い、何が悪かったのか十分に理解した上で被差別者に謝罪、その上でまっとうな「二度目の人生」を差別が許されなくなった「現世界」で送るか、さもなくば二度と日向を歩くべきではありません。

ただ、今回の件は良い前例にはなるとしても、残念ながらこの程度の雑魚レイシストなら出版社もとっとと切り捨てるというだけの話でしかありません。
百田氏をはじめ、影響力が桁違いのどうしようもないレイシストがこれを上回るヘイトスピーチをしても、それどころか直接的に差別を扇動する本を執筆したとしても、まず切り捨てられることはありません。なにしろ講談社のような大手出版社までがヘイト本を喜んで刊行し、大手書店までもが喜んでレイシストのサイン会を企画するほどなのですから。
大物とみなされていようが、切ることによってそれなりのダメージがあろうが、レイシストが即刻切り捨てられるようになってようやく、少しはまともな社会になったと言うことができます。

ちなみに今回、またもTwitterが舞台なのですが、運営は社会的にこれだけ問題視されるようなヘイトスピーチを例によって今回も完全放置していたわけです。干されたヘイト野郎ともども、早いところ退場してはいかがでしょうか。公正な社会にこのような企業は不要です。

2018-06-02 の記事 - 2018-06-02
〈時代の正体〉「差別に触れさせたくない」ヘイト避け子どもイベント会場変更

>人種差別の扇動を繰り返し、川崎市のヘイトスピーチ対策の阻止を公言する極右活動家、瀬戸弘幸氏が6月3日に市教育文化会館(川崎区)で講演会を計画している問題で、同じ日の同時間帯に同会館で予定されていた子ども向けイベントの会場が急きょ変更されたことが28日、分かった。イベントを主催する川崎青年会議所(JC)は「差別し、人をおとしめる言葉を子どもたちに触れさせるわけにはいかない」と話している。

まず驚愕したのが「青年会議所」という部分。川崎のJCが比較的まともなのかもしれませんが、「宇予くん」やら、女体盛りやら、「ペットボトルが小さいから日本スゴイ」をやるやら、怒りを通り越して失笑するしかない「あの」JCが、ヘイトスピーチを嫌って会場変更したというのです。
JCならば全部腐っているとはいえないにしても、少なくともたびたびやらかしていて基本的な立ち位置は明らかになっているわけで、そこですらヘイトスピーチを嫌うというのは相当でしょう。
そして、JCであっても、しかもチラシなどで広報をした後でありながら、そのような判断を余儀なくされるほどならば、もっと差別とは無縁の人々にとってはどうでしょうか
これが差別の効果です。差別を野放しにすることは、それ自体がマイノリティの排除であると同時に、そうでない人々をも排除することになるのです。このことは、例えば不当懲戒請求問題で突如ターゲットにされた弁護士がいたことや、この川崎で起きた模造刀斬り付け事件、さかのぼっては関東大震災の虐殺で日本人も殺されたことなど、様々な事例が物語っています。
ちなみに今回、川崎市はレイシストに会場を貸し出す日時に、館内の他の空き施設を市民に貸し出すことを拒否する対応を取って批判を浴びました。リスクを避けるためとのことでしたが、市として差別主義者のためにそれ以外の人々を排除してしまったわけです。
差別を野放しにすれば、差別ではない側が追い散らされる。差別者か、差別者以外全員か、どちらか片方にお引き取りいただくしかないのです。

同性を愛するということ 勝間和代のカミングアウト

これを「本件に限っては支持する」とする人もいますが、私は全く支持しません。否定もしませんが。
現状の日本のファシズムは、外国ルーツの方々や障碍者、LGBTなどへの理不尽なレイシズムと、貧困や自己責任論といった新自由主義の2つによって支えられています。新自由主義によって苦境に陥った人々が、その怒りや不公平感をマイノリティに対してぶつけ、マイノリティを苦しめるような政策を含む新自由主義政策に拍手喝采し、新自由主義側はレイシズムを支持母体の1つとする、という構図は近年において延々と続いています。
勝間氏といえば、新自由主義寄りのファシズム側の人間です。LGBTについての言い分が妥当なものだからといって、他の属性への差別構造を作る政治を支持するような人間を、一体全体どうやって評価しろというのでしょう。これはまさにピンクウォッシュと同じ構図です。
本件に関しては、「LGBTであることは悪くないし、カミングアウトしたいならそれは自由なのでご勝手に。ただ、他の属性への差別構造とは手を切って不支持を表明し、差別を受けた人々に対して謝罪しない限り、評価には値しない」とすべきでしょう。
いい加減、稲田氏をはじめとする各地の魑魅魍魎が、マイノリティの中では一大勢力となったLGBTを利用しようとしていることについて、十分敏感になるべきです。あるマイノリティが懐柔されてレイシストやファシスト勢力の側につき、別のマイノリティ攻撃に利用されるならば、それこそ地獄絵図そのものです。

歪んだ正義感はなぜ生まれたのか…弁護士への大量懲戒請求にみる“カルト性”

背後にあるのはやはりこれ、ヘイトカルトです。

未だ一部には「レイシズム」と今回の「不当懲戒請求」を切り分ける動きがみられますが、これらは一体のものであって分離はできません。これを切り分けようとするのは、いわば「関東大震災の虐殺で、朝鮮人が殺されたのはヘイトクライムでも、間違って日本人が殺されたのはヘイトクライムとは一切無関係だ」と言い張るようなもので、論として全く意味を成しません。
本来なら攻撃を受けるような立場にないはずの北氏がとばっちりを食ったのは、まず攻撃対象の属性の人々が攻撃され、次いでその属性の人々を支持しているとみなされた人々の番がやってきて、北氏がそれに違和感を表明したら思想的に全く遠いはずの北氏の番がやってきた、という構図なのですから、これほどレイシズムの性質と脅威を端的に物語る図式もないでしょう。
当然、これは懲戒請求の制度にかかわる問題でもありません。相手が弁護士だから懲戒請求で攻撃しただけであって、別の立場の相手ならば別の方法で攻撃していたでしょう。
今回、標的にされた人々は大変な目にあわされたにせよ、生きて反撃もできています。しかし、問題のブログは民族浄化すらも扇動しているのです。もし本当に民族浄化のような事態に至ったならば、本来思想的にも標的とは遠いはずの北氏のような立場にある人も敵とされ、命をも脅かされます。そしてそれは、言うまでもなくレイシズムによるものです。

本件がヘイトカルトによってなされたものであると位置づけず、単なる懲戒制度の悪用または制度設計の問題であるとするならば、民族浄化扇動ブログの扇動に乗るような恐ろしい加害者らは「弁護士を攻撃すると面倒だ」「もっと匿名性の高い方法を使うべきだ」とだけ認識し、より立場が弱くて反撃できない人々を狙い、より安全な場所から、より熾烈な攻撃をかけるようになることでしょう。

2018-05-26 の記事 - 2018-05-26
日大の問題はまさに「日本しぐさ」とでも呼ぶべきもので、安倍政権が散々やってきたことやら、懲戒請求を扇動しておいて自分は請求を出さないことやらと類似した構図となっています。
メディアは権力と対峙する役割を果たすため、国民から多大な力を貸与されていますが、過ちは犯したもののそれを反省し、勇気を出して事情を話した前途ある若者の騒動に対しては、その強大な力を遠慮なく徹底的に行使するくせに、国家ぐるみで行われている大規模な日本しぐさはまともに報じないのはどういうわけでしょうか。
山口メンバーより山口安倍友メンバーの報道をすべきですし、新潟で遺族をいじめるならその力を国家的縁故主義汚職問題に対して使うべきですし、日大の日本しぐさを報じるなら国家ぐるみの日本しぐさを報じるのがメディアの役割です。

このところ、不当懲戒請求への反撃騒動から派生して、ヘイトスピーチを含むYouTube動画を大量に通報する「祭り」が行われ、大戦果を挙げている模様。
通報者の中にはいわゆる愉快犯(良いことなので「犯」は変ですが)もいれば、もともとヘイトスピーチの問題を深刻に考えていて通報に加わった人もいることでしょう。ともかく、これによってヘイト動画は大打撃を受け、いくつものヘイトチャンネルが規約違反によって閉鎖される結果となりました。
個人的にこのような「祭り」文化はあまり肯定できませんが、今回に限っては肯定的に評価しています。というのは、インターネットにせよヘイトデモにせよお笑いのネタにせよ、今まで「娯楽」として消費されてきたのは圧倒的にヘイトスピーチであり、アンチヘイトがある意味で娯楽として展開されることはかなり画期的であるからです。おまけに差別の通報という、いわばインターネット上のゴミ拾いとでも言うべき善良かつ王道の活動となっているのも良い点です。
格式張ってヘイトスピーチに反対しなくても、娯楽でも、笑いでも、祭りでも、身近なあらゆることが差別を許さない観点から行われる。これがまさに社会としての理想であり、真にレイシズムを許さない社会とはそういうものです。

ただ、YouTubeは通報によって削除するだけまだマシとはいえ、その罪は軽くないと言わざるを得ません。
今までYouTubeでは散々ヘイトスピーチ動画が垂れ流され、おまけにそれを日本のユーザーに対して「おすすめ」し、「韓国」「中国」の語や政治的・国際的な時事ワードなどで検索しようものなら地獄絵図という状況が続いていました。
私など、表示言語は英語、設定地域は英国、閲覧履歴は中国語の動画だけ、OSもブラウザも英語に設定していて、HTTP_ACCEPT_LANGUAGEではen-ukが先頭に出る状況でありながら、おそらく接続元が日本であるという一点だけで、DHCチャンネルやら各種ヘイト動画がおすすめとして表示されました。
大規模なサービスともなれば、すべてのヘイトスピーチを取り締まることは物理的に困難ではあるでしょう。しかしながら、有名なヘイト動画やヘイトチャンネルなどについては把握できないわけがなく、それらは大量の通報などなくても運営が責任をもって削除すべきものです。まして、それをユーザーに広くおすすめするなど論外で、これによってもともと差別とはかかわりがなかった人々も差別動画を見ることになり、ヘイトスピーチの拡散に大いに貢献したであろうことは想像に難くありません。
有名なチャンネルなどが堂々と差別を垂れ流しにしていれば、その拡散力は圧倒的なものとなりますし、他のユーザーにも「あんなに有名なチャンネルが差別をしても問題になっていないのだから、自分もやっていいに違いない」と認識させることになります。最低でも有名どころはしっかり取り締まるのは運営の社会的責任であって、その程度の責任も果たせないなら社会の害悪でしかなく、業務をたたんで撤退すべきです。

ただし、重ねて言いますが、YouTubeは通報によって削除やチャンネル凍結がなされただけまだマシです。どんなに悪質な、それこそ罰則付きのヘイトスピーチ禁止法がない日本ですら警察のご厄介になるようなヘイトスピーチでさえ、全く野放しにされているサービスが存在します。それも匿名掲示板ではなく、一応は責任ある世界的企業が運営しているはずのサービスで。

ヘイト投稿繰り返しか 書類送検

>川崎市に住む在日コリアンの女性に対し、ツイッターで差別をあおるヘイトスピーチや危害を加えるとする投稿を繰り返し行ったとして、50歳の男が脅迫の疑いで書類送検されたことが捜査関係者への取材で分かりました。

日本運営代表の笹本氏がnetgeekの愛読者であることでも有名なこのヘイト加担企業、まさに底なしです。
熊本で震災が発生した時には虐殺扇動を含むヘイトデマであふれかえり、多くの人が通報を行ったにもかかわらず、対応は異常に鈍い上に削除されたのはごく一部でしかなく、有志による火消し活動でなんとかデマの拡散を食い止めていた状況でした。そのくせ社内の話し合いで「いきものウィーク」の開催を決定して実行するなど、社内リソースは余っていたことがうかがえます。百歩譲って部署が違うのだとしても、「差別デマを流すな」といったアナウンスくらいはできたはずですし、また震災後も差別をまともに取り締まっておらず、反省は全く見られません。
ちなみに、「Twitter有料化」のデマが流れた時には公式アカウント自ら「おやめください」とアナウンスしています。災害時の虐殺扇動デマよりTwitter有料化デマの方をより重大とみなしているようです。
Twitter前抗議に参加し、自らマイクを握った在日の方は、その後の笹本氏の言い分に失望してTwitterを去りました。改善することはあり得ないと最初から確信していれば、わざわざ勇気を出して参加してマイクなど握らずとも最初から立ち去っていたでしょうが、Twitter日本に改善への期待を託し、案の定裏切られたわけです。
今後また何か災害が発生したならば、おそらくTwitterは再び災害時ヘイトデマの強力な拠点となるでしょう。懲戒請求のもとになったブログは民族浄化をあおっていましたが、そのようなヘイトを信じて実際に何らかの行動を起こすような連中が、この社会には少なからず潜んでいるのです。Twitterのヘイトデマは生命や生活に対する現実的な脅威に他なりません。
レイシストのレイシストによるレイシストのためのサービス、それがTwitterです。このような異常なヘイトサービスに、新聞社や企業のサイトなどの一次リンクから到達できることに驚愕せざるを得ません

今回の「祭り」は一定の意義があるものですが、本来起こる必要のないものであることを忘れてはいけません。本来そんなものがなくても差別は認められないのが当たり前であり、差別の取り締まりが「祭り」頼みになる現状がおかしいのです。
差別は人を殺します。また、日本(現代日本と大日本帝国の両方)やナチスを見ても分かるように、差別は国を滅ぼします。たとえ安倍政権を倒したり、自民党をどうにかできても、それを支持する3割以上の人間がいなくなることはありませんし、マイノリティは今後も社会の3割以上にいつ襲われるか分かったものではない恐怖とともに生活しなければなりません。
ヘイトスピーチに反対することが、今までのように辛く苦しく覚悟が必要な段階、特殊な思想や政治的立場とみなされる段階を超えて「娯楽」にまでなるのは素晴らしいことですから、こうして反差別が徐々にでも社会の日常となり、社会を構成する当然のものとなっていくことを期待します。

2018-05-18 の記事 - 2018-05-18
最近は一部のメディアが頑張っていて、「マスコミは圧力に負けるな」などと言っていたら、早速新潟の事件でメディアスクラムですか。権力とも戦える強大な力を無駄遣いして被害者側を踏みつけるなど、一体何を考えているのか。当然、その力で加害者側を攻撃するのもダメで、それは司法の仕事です。
私はお友達のレイプをもみ消したり、差別を扇動するような縁故主義汚職ヘイト政権を絶対に許すことができません。しかし、それは「犯罪被害者やその遺族を踏みにじらない」ということと根本的には同種の訴えです。ヘイト政権も被害者踏みにじりメディアも、どちらも公正な社会に対する著しい害悪でしかありません。

大量「懲戒請求」返り討ち 賠償請求や刑事告訴も

「時代を変える高揚感があった」 ヘイトと「日本スゴイ」で弁護士へ大量懲戒請求

当然の結末です。
むしろ政党やら報道機関やら大手企業やら、社会的責任と余力を持った存在がレイシストのデマや悪行を放置し続け、それによって成功体験を得てつけ上がった連中が個人を含めて様々な相手に嫌がらせを繰り返してきたわけですから、本来立ち上がるべきはそうした組織でした。弁護士の方々には業務と両立できる範囲で頑張っていただきたく存じます。

この手のレイシストは放っておくと何をしでかすか分かったものではない連中ですから、厳しい制裁にさらされなければならないのは当然ですが、同時に厳しい制裁こそが最大の温情でもあります。
今まで、レイシストへの直接対峙の方法として様々な行動が試みられ、一定の成果を上げてきました。カウンターはその最も広く行われている例で、街中で好き放題差別を楽しんできたレイシストたちは、これによって逆に自分たちが激しい罵声を浴びせられる立場となり、あっという間にカジュアルなレイシストの多くが姿を消してしまいました。
その他、レイシスト宅に家庭訪問して両親に事の次第を伝え、両親同席の上でレイシストを説教すること、あるいはレイシストの親御さんにお手紙を送ることなど、個別のケースごとにいくつかの試みがなされており、これらはいずれも成果を上げています。
これらの家庭訪問やお手紙で叱られたレイシストたちが改心したかどうかは定かではありませんが、少なくとも差別をすれば痛い目に合うと学習し、大っぴらな差別などできなくなっていれば、ヘイトブログを読んで懲戒請求を送る、などといった愚行は当然行わずに済んでいるでしょう。泥沼から引き上げてもらったわけです。

では、ヘイトブログを読んで真に受け、弁護士に対して懲戒請求をした連中についてはどうか。
どのような和解条件を提示するか、あるいは和解などせず提訴するかは各弁護士次第ですが、佐々木氏・北氏によって弁護士1人毎に5万円の和解条件が示され、他の何人かの弁護士もこれと類似の条件を提示しています。言うまでもなく、1人5万円というのはかなり親切で破格の条件です。もし不当懲戒請求1人当たり5万円程度の負担で、ヘイトブログを読んでヘイトを垂れ流すような性根を矯正するきっかけが得られるのであれば、授業料としては極めて安価と言っていいでしょう。
このような温情的な条件を提示されてもなお、あいつらは反日弁護士だから和解などしない、などと言い立てるような連中には、当然ながら裁判が待っています。そうなると経費や賠償もろもろで、和解の何倍から何十倍にもなる金銭的ダメージを負うことになります。
また、懲戒請求者の中には他人の名義を勝手に使った者がいるという話もあります。これが事実なら刑事事件になる可能性もあり、おまけに弁護士の一部は刑事方面からの追及にも乗り気であり、金銭ダメージだけでは済まなくなります。
ただ、実はそれですらかなり温情的な制裁であると言わなければなりません。

というのもこのヘイトブログ、民族浄化すら扇動しています。まともな考えもなしに懲戒請求などという危険極まりない行動を取ったり、気に入らない人間に対する外患誘致罪適用を主張する(早い話が、具体的な方法を挙げてこいつを殺せと言っている)異常者連中のこと、今後何らかのきっかけがあれば何をしても全く不思議ではないのは言うまでもありません。
以前、熊本の震災で「猟銃持っている家は自警団に加わるべき」などといった虐殺扇動が相次いだことがありましたが、物理的な話をするならば、銃の引き金を引くのは懲戒請求を出すよりずっと簡単です。「木の枝」をナタで切り落とすのさえ、懲戒請求よりも相当簡単です。
そして、もし民族浄化やら虐殺やら、そこまでいかなくてもヘイトクライムやらに手を染め始めれば、一番の被害者はその攻撃の対象となった人なのは言うまでもないとして、加害者の人生もまた崩壊します。当然、懲戒請求扇動の責任さえ取らないこのブログは、民族浄化の責任など絶対に取りません。
レイシズムにとらわれた人間の末路など、哀れなものです。ある者は障碍者など無価値などと決めつけ、単独犯として戦後日本最悪レベルの虐殺を行いました。ある者は朝鮮学校を襲撃し、1200万円以上の賠償を命じられました。ある者は朝鮮総連に発砲テロを起こし、前科を積み上げました。レイシストがどれほど苦しもうとも、それはすべて自業自得であって、自分に責任がない属性に基づき攻撃された被害者の苦しみに比べればないも同然のものですが、それでもそのバスの行先は地獄でしかありません。
たかだか1人5万円の和解金やら、提訴されての賠償やらで済むのであれば、まだ相当に安いのです。そのような機会も与えられないまま、民族浄化扇動ヘイトブログなどを信じて行くところまで行ってしまえば、もうその程度では済みません。ただ人生の破滅が待つのみです。
レイシストに対して厳しく当たることは、差別の蔓延を防ぎヘイトクライムなどのリスクを下げるのみならず、レイシスト自身に対する最大の温情であるといえるでしょう。

レイシストが更生した例、というのを軽々しく挙げることはできませんが、最近でも差別的な作品が大炎上した後、その作者が謝罪し、差別について学ぼうと努力を始めた例なら存在しています。これの結末が良いものとなるか、あるいは「やはりレイシストは予後不良だ」と言われることになるのか、それは分かりませんが。レイシストが1人でも減るのは社会にとっても良いことなので、良い結末が待っていることを願っています。
レイシストには懇切丁寧に穏やかに説明しても聞きはしません。それで聞くのであれば、最初からレイシストになどなっていないか、深みにはまらないうちに治癒しています。罵倒して叱りつけるなり、炎上させるなり、裁判沙汰にするなり、自分がやっていることの重大性に見合う(それでも全然足りませんが)衝撃をくれてやらない限り、目が覚めることすらないのです。それにより、たとえ形だけだとしても、差別から足を洗う者が出るならば万々歳です。
無論、それでもなおレイシストを続ける者も多いでしょうが、そういった輩にはやはり厳しい対処しかあり得ません。更生するつもりがないのであれば、間違っても反社会的行為やヘイトクライムに至ることができないよう、徹底的に追い詰めることこそが世のため人のためです。
また、「自分はこのブログに騙されていた」「洗脳されていた」などといった言い方をする連中にも、寛容さは全く不要です。民族浄化を訴える者に洗脳されていたなどと危なすぎることを平然と主張できる神経と幼稚さに驚きますし、そんな人間は歩く危険物以外の何者でもありません。自分が自分の意思で差別をやったことを認めて反省することさえできないのなら、そいつは今後いつ爆発しても不思議ではありません。

今回の件、弁護士の方々は大変でしょうが、極めて面白くて愉快な案件ではあります。そして、こういうのは遠慮なくどんどん指さして大笑いしてやるのが一番です。レイシストは皆に嘲笑される無様でみっともない存在、これが社会に「常識」として根付くことは大事です。
これで反訴などする筋金入りのおバカさんに至っては、法廷で在特会裁判並みの「愛国」的主張を並べ立て、裁判官を凍り付かせた上で厳しい判決が下るのを見ることができるかもしれません。インターネット上の妄想を現実世界に持ってきたらどうなるか。下手なショーより面白いものとなるでしょう。やはり大いに笑ってあげるべきです。
「相手がレイシストだからと笑いものにするのは間違いだ」「頭ごなしに叱るのは違うだろう」、そういった声によってレイシストに市民権を与えた結果、勘違いした者たちが次々とレイシストに合流し、むごたらしいヘイトスピーチがあちこちで見られるようになりました。結果、被害にあった人々はもとより、合流した者をも地獄行きのバスに押し込めることになりました。これでは誰のためにもなりません。
以前、下町ボブスレー騒動なるものがありましたが、その騒動自体では「下町」側に同情的としながらも、「下町」のアカウントが保守速報を肯定的に取り上げているのを知って激怒し、不支持を表明している人を見かけました。私は「下町」自体をくだらない存在としかみなしていませんが、そうした立場や思想などを超えてレイシストにはこのような態度を取るのが正解です。
レイシストという一点で即刻バカにされ、あざ笑われ、罵倒されて追い払われる。それが当たり前になればよいのです。

2018-05-11 の記事 - 2018-05-11
国民民主党が結党、62人参加 幹事長に古川元久氏

一体どこまでセンスのない人々なのか。

小池氏がろくでもないインチキ差別主義者であることは、反差別者を中心に多く指摘されていました。案の定、ツーショット3万円だの振り込め詐欺だのバカバカしいことをやり始める始末で、見掛け倒しのカス札でしかないことはすぐに露呈してしまいます。
普通はこのようなカス札など欲しがる者はいません。ところが前原氏は自らの反共主義を他のすべてに優先させ、なんとカス札1枚のために党を叩き売ってしまいます。市民も、共産党も、その他の立憲野党も、民進党の今までの体制も、それぞれ譲れない部分を譲り、泥水を飲んできたところを、前原氏は駄々をこねて自分だけは泥水を飲むのを嫌がり、党を売る道を選んだわけです。
民進党には差別に対抗し立憲主義を尊重する議員もそれなりに存在し、そうしたことから鼻をつまんで民進党を応援していた人々も少なくありませんでしたが、そうした人々は小池ヘイト党騒動に激怒します。一方で差別主義者にとっては、戦後最悪の差別政権・安倍政権を擁する自民党を支持すれば済む話で、いちいち小池ヘイト党などを支持する理由はありません。
小選挙区ではやむを得ず民進党に投票していた、差別に反対し立憲主義を尊重する人々と、小池氏を支持するような悪質な差別主義者、その両方を取り込もうとして見事に両方を失ったわけです。
その結果、最大野党を取り込んだ小池ヘイト党は最大野党ではなくなり、ないないづくしの立憲民主党が最大野党となるに至ります。これはすなわち、日本のかなりの人々が民主主義・立憲主義・反差別・多様性の尊重を求めていることを意味しています。

当然、野党再編はこの立憲民主党を軸として、最後まで民主主義と立憲主義の望みを捨てずに共闘を模索し続け、破壊される寸前であった民主主義を守った共産その他の立憲野党と手を取り合ったものでなくてはなりません。泥舟から逃げ出すつもりでわざわざ泥舟に乗り込み、立憲野党が死ぬ気で船を準備している横で悠々と出港し、見事に沈没した船などどうでもよろしい。
悪質な差別主義者・小池氏率いる小池ヘイト党に軽々しく移った連中に期待すべきことなどありません。積極的差別主義者ではない者も多いのでしょうが、それは要するに自分の利益になると考えれば即座に差別主義側に立つということですから、そういった連中はいつまた転向して差別主義者につくか分かったものではありません。
ただ現状、小選挙区や参院の一部選挙区で勝ち抜くためには候補者の一本化は必須であり、そうなると支持率も期待もほとんどない小池ヘイト党転向組やら、立憲民主の理念を嫌う民進残党の連中に花を持たせてやらなければならなくなる可能性があります。そいつらがいつ差別を始めるか、立憲主義を否定し始めるか分かったものではないというのに。当然、議席配分も支持の度合いに比べていびつなものとなるでしょう。
終わった政党の井戸の中での主導権争いは勝手にやればいいとして、選挙区によってはこれらの連中の名前を書いて投票せねばならない可能性すらあるのですから、正直うんざりです。こういうのが結果として政治不信を生み出し、図式を分かりづらくし、比例もろともの棄権を助長し、立憲野党の足までもを大いに引っ張っているのですから、一刻も早く消滅してもらえると助かります。

なお、自民党はもはや保守とは到底呼べない異常なヘイトカルト政党であるため見失いがちですが、立憲民主党自体はかなりギリギリの保守リベラルです。小林よしのりと懇意にするだの、横浜市長選で林氏の応援に行く者がいるだの、京都で与党と相乗りするだの、しばしば反レイシスト・反ファシストにとって開いた口がふさがらないような行動を取るのはそういうわけです。
これらの行動には不信感しかありませんし、いずれも大失態であると言わざるを得ません。特に小林よしのりと組んでいるのは論外以下で、氏と手を切らない限り、私は戦略的に必要な場合以外で立憲民主党に投票することはありません。
ただ、こういったどう考えてもアウトな例はともかくとして、支持を集めたり入党の門戸を広げるため、差別や民主主義の否定、立憲主義の破壊をしない範囲(本来、これが「保守」。これを踏み越えるならレイシストやファシスト、極右)で可能な限り根を広げようとすれば、ある程度縁石の上を歩くような状況になってしまうのは必然の結果なのでしょう。
このような縁石を歩く政党よりもなお自民側に寄るのならば、ヘイトカルト政党とならないでいることは困難です。稀代のレイシスト・小池氏が率いようとした小池ヘイト党はまさにその見本ですし、立憲民主党にすら理念的に合流できないというのはすなわち、そういうことなのです。

「万年野党なら立憲へ」=あいさつでは連携呼び掛け−国民・大塚氏

何ならもう立憲民主党も共産党もこいつら放っておいて、選挙区情勢次第では対立候補を立ててもいいのでは?
二大ヘイ党体制が現実のものとなった時、立憲主義や国民主権はおろか、マイノリティが日本社会で平穏に生きて暮らすことすらも風前の灯火となりました。その火をかろうじて絶やさなかったのは、共産党など既存の立憲野党と立憲民主党、それを支えた市民たちでした。ふざけた小池ヘイト党合流騒動などにより、マイノリティの命の灯火を平然と踏み消そうとしていた連中が、自らの差別加担を謝罪するどころか偉そうなことを言うなど、吐き気がします。
いくら共闘が重要だからといって、こんな奴らに票を投じたくありません。安倍一派と小池に寝返った一派、どちらか好きなヘイト勢にマイノリティを襲うための武器(票)をプレゼントしろと言われたら、比例のみ投票すら考慮に入れます。

なお、ヘイトカルト政党が登場する時によく出てくる決まり文句の「現実的な安全保障」とやらは「差別を許さない世の中など現実には無理だから差別させろ」に、「寛容・穏健保守」は「在特会ほど露骨ではない差別」に、「自民党とは違う保守」は「自民党とやや違った層を差別します」に、「建設的対案路線」は「自民党と張り合って差別します」に、「リベラル右派」は「自由に差別」に、「あの党は左に寄りすぎ」は「あの党にも差別をさせるぞ」に読み替えると理解が容易になります。

2018-05-05 の記事 - 2018-05-05
先日YouTubeを開いた時のこと。
基本的に私は、YouTubeでは中国語と英語以外のコンテンツを見ることはありません。やむを得ない理由で日本語の動画を見る場合には別のブラウザを用い、汚染されることを避けています。また、言語や位置情報は英語・英国に設定してあります。
ところが、なぜか"Recommended"などとして、DHCのヘイト動画や福田氏のセクハラ音声に難癖をつける動画をおすすめしてくるではありませんか。所在地設定を英国にしていて、日本語の動画を一切再生せず、おまけに中国語の動画を多く見ているユーザーに対してすらこれですか
日本語設定にして、所在地を日本にして、日本語の動画を見る人はどのような地獄を見せられることやら。たまたま動画を見に来た人が感染してしまい、やがて他人の尊厳を踏みにじる者の1人になるのかと考えると、頭が痛くなります。

内閣府サイト:ヘイトスピーチや誹謗中傷野放し

特段驚くには値しません。

無論、これはとんでもないことで、絶対に許されてはなりません。言うなれば「国営保守速報」とでも呼ぶべきものを、ヘイトスピーチが社会問題化した後でさえ内閣府がgo.jpドメインで運営し、今どきSNSですら削除されてもおかしくないような異常な差別を垂れ流しにしていたのですから。
それも、どれほど滅茶苦茶で異常な意見でも全部掲載するというならまだしも(それはそれで国営匿名掲示板ということですから大問題ですが)、不適切なものは掲載しないと宣言した上でこれなのです。
そして実際、かなり多くの「愛国者」は日本語を適切に使うことができないのに、記載されている意見は内容はともかく文意としては明瞭なものが多く、しかも「愛国者」は意味不明で理解不能な投稿、テーマとは全く関係のない投稿などを乱発するのが日常茶飯事であるのに、そういうものがサイトを埋め尽くしていないことを考えると、意味不明な投稿の除去と校閲・修正が行われた可能性は高く、全部そのまま掲載という運用にはなっていないとみなすのが自然です。
これを異常と呼ばずして、何を異常と呼ぶべきでしょうか。

しかしながら、今の日本の政権は安倍政権です。差別とデマとデタラメのみで構成された、戦後最低最悪のヘイト政権です。国営保守速報が運営されていたことは不思議でもなんでもなく、仮に運営されていなければそちらの方が驚愕に値したことでしょう。
本件もまた、差別政権のゴミ屋敷からまた1つゴミが見つかった、というだけでしかありません。
それよりもむしろ、次から次へと差別が湧いて出てくる異常な政権を肯定する者が未だ3割以上も存在することの方が恐怖です。マイノリティにとって、世の中の10人のうち3人以上の者が自分や家族に何をしてくるか分かったものではないというのは現実的な脅威ですし、マジョリティにとってみても、例えば自然災害後の混乱時などにヘイトクライムが起きそうになったとして、それを止めようとすれば、あるいは自分がマイノリティとみなされれば10人中3人以上が何をしてきてもおかしくないということですから、極めて恐ろしい状況なのです。

ところで、一部には「リベラル寄りの意見も記載されている」ことを理由として、本件の重大性を矮小化しようとする論が存在するようですが、それは言うまでもなく一切成り立ちません。
本件でなされたのは、特定の人種などに対する差別扇動、及び特定の人物を処刑しろなどと扇動する行為です。リベラル寄りの意見も掲載されていれば、差別扇動や殺害扇動の効果はなくなるとでもいう気でしょうか。無論、そんなものを記載したところで、それが差別扇動の効果を消滅させることなど全くありません。
差別は人の魂を殺し、そして実際に人を殺します。この国営保守速報は被差別者の魂と尊厳を踏みにじっているのであり、そうやって被差別者をグリグリと踏みにじりながらリベラルな意見も読み上げたとしても、踏みにじられている側からすれば何の意味もありません。

内閣府サイト、公開中止に ヘイトや誹謗中傷を放置との指摘が相次ぐ

>また、過去の投稿のチェック体制については、「当時の担当官ら複数の目を通していた」ことを明らかにした。
>「明らかに間違えている誤字脱字などを、一部修正することもあった」というが、2016年度に休止した事業であり、すでに担当が変わっているため、詳細は不明という。


やはりそうですか。
複数の目が内容をチェックしているとして、全員があのような差別を妥当であると判断することは、普通に考えればあり得ません。あれはもう、立場だの政治的思想だの以前の問題です。
そして実際、問題になった後にこのコンテンツは削除されました。まともな国政モニター事業なら意見を削除する必要はないわけで、担当者も本件が言い逃れのしようもない不適切案件であると認識しているということです。
差別が誤って1件だけ混入してしまった、あるいは差別かどうか判断が難しいものが含まれていたというならまだしも、どこからどう見てもアウトなものがいくつも記載されているとあっては、見落としの可能性もありません。
とすれば、可能性は1つ。ああいう差別を記載することが「方針」であった、としか考えようがありません。方針に基づいてあえて差別を記載し、あえてgo.jpドメインで差別を拡散し、あえてそれを行政に反映させようとしていた、結果的にそうなったのではなく正真正銘の国営保守速報というわけです。

こうしてまた、異常事態が正常に行われていたことが発覚しました。日本社会ではもう、異常なことが正常となってしまった状態が何年も続いています。そしてそれにより、日々の平穏な生活を脅かされている人々、尊厳を踏みにじられている人々がいます。
日本社会はいつまでこのようなことを続けるのでしょうか。

2018-04-28 の記事 - 2018-04-28
朝鮮半島の融和。素晴らしいことです。おそらく今後とも困難は多いはずですが、その一歩がまずは重要なのです。
ところで個人的には、あれだけ危機的であった情勢が急激に融和に向かった理由として、安倍政権の韓国版と言っていい朴政権が倒れたことと同時に、韓朝米中の各国が「日本は融和を破壊したがっていて、日本を外せば融和は成立し得る」と気づいたことにあるのではないかと考えています。
一歩前進すれば「自分の圧力のおかげ」と威張り散らし、一歩後退すればほら見たことかと高笑いする。そういう愚者の声など今後とも一切聞くことなく、たとえ一時的に後退する局面があったとしても、平和に向けて着実に進んでほしいと願っています。

下村氏「メディアは国家をつぶす」 与党内でも批判

私はこの「日本のメディアは日本国家をつぶす」という言い分にはある意味大いに賛同します。
公文書改ざんを大本営発表の通りに「書き換え」と言い張る。権力監視や社会正義のため、権力に対抗可能なほど強大な力を預けられているにもかかわらず、その圧倒的な力を権力と一緒になって社会的弱者や被害者に向け、力のない彼らを情け容赦なく踏みにじり、差別を垂れ流して被差別者を足蹴にする。困窮者の過失をあげつらったり、過失がなくても貶めるのを正義と称し、権力の巨悪は無視する。「山口メンバー」には大騒ぎし、より重大な案件の「山口安倍友メンバー」にはだんまりを決め込む。
自民党と並んで日本を滅ぼす腐れ外道であるとみなして差し支えないでしょう。

ところで、このところ失言に事欠かない自民党ですが、一番驚いているのは言った本人たちでしょう。
これまでは言えば言うほど支持率が上がっていたのに、なぜか言うと非難されるようになってしまったのです。危機的状況の中で失言が増えたのではありません。これと同等のことが散々なされてきて、大勢の人々が踏みにじられてきていたのに、何ら問題視されていなかっただけなのです。
やはり抵抗のすべをほとんど持たない立場の弱い人々を強大な政府・与党が踏みにじってすら、立場の弱い人々の側に立つことを拒むどころか、しばしば一緒になって踏みにじりに行っていたメディアの責任は重いと言わざるを得ません。

昭恵夫人、ヘイト集団「在特会」関係者主催の「安倍政権がんばれデモ」に応援メッセージを送ってしまう

はい、この通り。

よく「昭恵案件」などと言われたり、昭恵氏の奔放ぶりに政権が振り回されているような印象を受けますが、実は昭恵氏こそが安倍政権の忠実な「鏡」です。
例えば森友問題は典型的なお友達案件ですが、ただのお友達案件ならよくある汚職にすぎません。子どもたちを虐待し、差別を垂れ流す異常な教育であるがゆえに、安倍氏の肩入れを受けて汚職が行われ、学校が作られる直前まで行ってしまったという点こそ重要なのです。
昭恵氏が善意の人間というのも間違っています。仮に善意があるのなら、虐待を受けている児童たちを見れば憤り、差別を見れば激怒し、それらを止める方向に動くのが、理論以前の感覚の問題としても当然であるからです。ところが森友といい今回の件といい、そろいもそろって差別や虐待を肯定する方向のものとなっており、その逆に熱心であったという話は出てきません。子どもや被差別者が踏みにじられるのを見て喜ぶ「善意」などあってはたまりません。
要するに、昭恵氏というのは現政権を最も色濃く反映した存在なのです。安倍氏周辺では昭恵氏への不満がくすぶっているともいいますが、昭恵氏は開き直ったかのように行動し、内閣は悪事がバレると誰かを尻尾に据えて切り捨てるパフォーマンスをする、という違いがあるだけで、理念自体はさして変わりません。それどころか、安倍内閣が落ち目となるまでの間は、昭恵氏は内閣別動隊と言ってもいい存在であったことでしょう。
悪夢の人種差別内閣・安倍内閣。その首相夫人にふさわしい悪質な人種差別者が昭恵氏である。夫婦そろって、ヘラヘラと笑いながら被差別者をいくらでも踏みにじることができ、それに良心の呵責を感じることなどいささかもない人物である。ただそれだけです。

>ツイートに名前の出てくる西村斉は在特会の京都支部長にして、在特会の桜井誠(本名:高田誠)前代表が代表を務める日本第一党京都本部本部長。そして京都朝鮮学校襲撃事件というヘイトクライムの主犯であり、ロート製薬強要事件、徳島県教組業務妨害事件の主犯として実刑判決も受けた人物です。
>なお、上述した昭恵夫人のメッセージ読み上げ動画もこの西村斉の公式YouTubeチャンネルにアップされたものです。


西村斉についてはちょうどニュースが出ています。

ヘイトに名誉毀損罪初適用 在特会元幹部を在宅起訴

まさに旬の人物といったところですか。稀代の人種差別首相の夫人だけあって、その選別能力は素晴らしいの一言です。

安倍内閣の手によって、差別は「許されないもの」から「その辺で普通に見かけるもの」となり、日本社会は不気味な存在へと変貌してしまいました。被差別者が被差別者とバレるやいなや、親切で丁寧だった隣人が、あるいは何十何百とすれ違う通りすがりの人々が、何をしてきたとしてもおかしくないのがこの社会なのです。
内閣もろとも一刻も早く表舞台から退場していただき、大事に至る前に「差別は許されない」という最低限の常識を急いで取り戻さなくてはなりません。

2018-04-22 の記事 - 2018-04-22
統幕3佐:議員罵倒 繰り返し「国民の敵」 処分検討

異常事態です。安倍氏が日本の何もかもをぶち壊しているのは周知の事実ですが、まさかここまでの事態に至るとは。

この問題の人物、自らの地位を名乗った上で、しかも国会議員に対して、堂々とあのような暴言を吐き散らしているわけです。そこに「このようなことをしてはならない」といった最低限の歯止めも、「自分の立場でこれをするのは国にとっても危機的なことだ」といった常識的な思考もありません。
もし「国民の敵」が政権を取ったら、この人物または類似の思想を持つ自衛隊幹部は何をするでしょうか。そして、小西氏または同様の考え方を持った「国民の敵」が自衛隊を指揮する立場になったなら?最悪の場合はクーデター、そうでなくとも命令拒否、妨害、わざと手を抜くなど、程度の差こそあれ何かしらの行動を取る可能性は十分あります。そして軍事力を持った組織において、それらはいずれも重大で破滅的な結果をもたらす恐れがあります。
さらに言えば、その「国民の敵」を支持している市民に対して、この手の人物はどのような態度を取るでしょうか。まさか市民に対してまで牙は向かないだろうと信じたいところですが、他人を「国民の敵」とみなそうものなら服務規定も文民統制の原則も何もかも無視し、それによって処分を受ける可能性があることすらも全く歯止めとならず、肩書を名乗った上で堂々と自らの欲望のままの行動を取る人物とあっては、何をしても不思議ではありません
さすがにデモや抗議活動の弾圧までは、少なくとも今すぐ行うことはないかもしれません。しかし、例えば災害救助・支援活動などの際、「国民の敵」の支持者とみなした相手を本気で救援しない、または不利益を与える、というようなことは十分に考えられます。
軍事力を保持した実力組織が、「こいつは助けるべき、こいつは国民の敵側だから助けなくて(不利益を負わせたり、後回しでも)よい」と市民の選別を始めたら、もう取り返しがつきません。国民の代表すらも選別するような者が、国民を選別するわけがないなどと信じる理由はありません。
そして当然のことながら、自衛隊内部にこの人物のような者が他にいないとは到底考えられません。安倍政権下で徹底的なまでにタガが外れてしまい、自衛隊そのものが(おそらく以前からその傾向はあったにしても、建前すら放棄してしまうほど)ヘイト化し、そうして地下にたまりにたまった汚物の一部が地表に顔を出した結果が今回の問題であると考える方が妥当です。

もはや現状の自衛隊は何をしても全くおかしくないとみなすべきでしょう。日本社会のタガを外した連中を一刻も早く政治の場から叩き出し、文民統制などの回復を行うことが求められます。

麻生氏「週刊誌、事実か定かでない」テレ朝セクハラ抗議
音声、「女性の声も」=セクハラ疑惑で麻生財務相

・被害者は名乗り出ろ
・もう少し大きな字で書いてもらった方が見やすいなと思った程度に読んだ
・名乗り出たからには、被害者の声も入れろ

おかしいと指摘を受けたら、ますます異常な言動によってその指摘もろとも踏みつぶす。これがいつもの安倍政権のやり方です。
そして恐ろしいことに、このやり方は今までであれば平然と機能していました。正しいことが全く通らなくなっていたのです。ではなぜこのようなやり方が機能したかといえば、国民のレベルがその程度であり、このような異常行為があっても支持率が下がらないか、あるいは上がっていた現実があるためです。
「最近になって5年分の膿が噴出してきた」といった意見は、半分は正しくて半分は間違っています。安倍内閣は最初から最後まで常にこの調子であって、今まではそれが適切に批判されていなかっただけに過ぎません。一見すると風車への突撃に見えるこの間抜けな麻生氏の弁も、実際には今まで散々やってきて何の問題も起きなかったことを今回もやっているだけです。5年にも渡る安倍政権の中で、極めて不十分ながらも問題が問題として扱われているのは今だけです。
今回の麻生氏のやり方を少しでも異常だとみなす者で、これまで内閣を支持したことがある者がいるならば、今までの自らの愚劣さを頭を叩き割る勢いで猛省すべきでしょう。その浅はかな加害者への加担行為のせいで、この何年かのうちに幾多の人々がこういう目にあわされ、踏みにじられてきたのです。安倍内閣や安倍親衛隊のターゲットにされた立場の弱い人々にとって、まさに「内閣支持率 = 自分を攻撃してくる可能性がある者の割合」に他ならず、それがとてつもない恐怖であることは想像するに余りあります。
性暴力被害者、外国ルーツの方々、森友で虐待された児童、その他たくさんの人々の苦痛の声を無視し、一緒になって彼らの頭を踏みにじった責任は到底贖いきれるものではありません。それも、被害者の頭を踏みにじる加害行為に興じる時には、「他にいい人がいない」という加担への責任逃れの言葉を口ずさむことまで忘れずに。
こんなもの言うまでもなく、今後はお天道様を仰ぎ、日向を歩くことすらも恥じ入らねばならないほどの、人として最低最悪の愚行です。

なお、私はいい加減、日本社会は「官僚は頭がいい」なる無根拠な印象論から脱却すべきと考えています。これがどれほど話の前提を狂わせていることでしょうか。
世の中には色々な人がいます。字が上手い人、縫物が上手い人、彫刻が上手い人、けん玉が上手い人、などなど。しかし、「けん玉が上手である」ことは頭がいいことを意味しませんし、同じく「試験で良い成績を取るのが上手である」ことは頭がいいことを意味しません。
けん玉が上手な人の中にも、頭がいい人も悪い人もいる。試験で良い成績を取るのが上手な人の中にも、頭がいい人もいれば悪い人もいる。それだけの話でしかありません。