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2016-11-27 の記事 - 2016-11-27
首相、TPP早期成立の必要性訴え 参院本会議

>TPP離脱を唱えるトランプ次期米大統領の翻意を促す考えを示した。

>ロシアが北方領土の択捉島と国後島に地対艦ミサイルを配備したことには「外交ルートを通じて、我が国の立場と相いれず、遺憾である旨を申し入れた」と表明した。

首相、TPP批准方針変わらず…蓮舫氏は批判

>質疑では、民進党の蓮舫代表がTPP発効が困難視される中、「なぜ貴重な時間と税金を使って審議を進めるのか」と批判し、「日本が批准したら、トランプ氏が翻意する確信を持っているのか」とただした。首相は「確信はない」とした上で「保護主義の台頭に歯止めをかける役割を担うべきだ」と主張した。

TPP国会承認 首相「トランプ氏の翻意促すため迅速に」

>この中で、安倍総理大臣は、アメリカのトランプ次期大統領が就任初日にTPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱を表明する考えを示したことについて、「自由で公正な経済圏という旗を、日本までもが降ろしてしまったら、自由貿易の深化はそこで終わってしまう。アメリカが政権移行期にあり、世界的に保護主義の懸念が高まり、動揺が広がる今こそ、ぶれてはならず、速やかにTPPを承認することで固い決意を世界に発信し、TPPの意義をアメリカに粘り強く訴えていきたい」と述べました。

大量のお金をバラまくことで外交を進めようとする安倍外交の成果には、非常に目を見張るものがあります。歴代の内閣を考えても、ここまで成果を上げられた者はまれでしょう。これを見ると、安倍外交の華々しいまでの「成功」に対し、確かに民主党時代の外交などは「失敗」していたと言わざるを得ません。

インドネシア→高速鉄道失敗
オーストラリア→潜水艦失敗
アジア諸国→みんなでAIIBに加入
ベトナム→原発の受注取り消し
アメリカ→世界初の会談と大はしゃぎするも、トランプ氏はTPP断固反対を表明
ロシア→北方領土にミサイル

これらの成果に対し、安倍氏をATMであると揶揄する口が悪い人も見かけますが、あまりにも失礼と言わざるを得ません。もしわざわざテクテク海外まで出かけて行って、少々おだてられたらポンポン金を吐き出すATMが存在するならば、言うまでもなく故障品として即刻撤去されます。そんな訳の分からないATMなど存在しない以上、表現として極めて不穏当かつ不適切です。

TPPに関しては、もはや何をしたいのかさっぱり分かりません。そのうち超大幅譲歩を提供する見返りにトランプ氏に翻意を促し、それを成果として喧伝するなど、相当バカなことをやりだすのではないかと恐れています。

なお、安倍氏の「世界的に保護主義の懸念が高まり、動揺が広がる今」、日本が「保護主義の台頭に歯止めをかける役割を担うべきだ」といった主張については(どうせブレーンが考えた文言でしょうが)、非常に珍しいことにある程度は同意できます。
ただし、世界的に高まっている懸念は「保護主義」というよりは「排外主義」に対するものである、という点を除いては。

いつまでも過去の幻想にとらわれ、自国こそは偉大な国であると錯覚し、「自国スゴイ」論が臆面もなく語られたり、「強いロシアの再建」「偉大なアメリカを取り戻す」に代表されるように、懐古主義的な「○○を取り戻す」論が横行する。
トランプ氏が「中国や日本に打ち勝つ」と言ったり、フィリピン大統領が過激な発言をしたりすることに代表されるように、何らかの分かりやすい「敵」を定めては叩いてみせることを繰り返し、憎悪を支持につなげようとする。
アメリカのAlt-rightなどにみられるように、インターネットで人種差別思想やデマを垂れ流すなどの工作を行い、それによって特定政党や特定候補への支持を集めたり、ヘイトクライムが発生しやすい環境を作り上げる。
黒人やムスリムなど、人種や民族、宗教、障碍、性的立場などにおけるマイノリティを排撃対象とし、出て行けだの吊るせだの殺せだのとヘイトスピーチを浴びせたり、ヘイトクライムを起こしたりする。
一国のリーダー自らが救いようのないレイシストであり、自分の周囲に排外主義者、人種差別団体と関係の深い者などを従わせたり、差別デマサイトを嬉々としてシェアしてみたりと、平然と排外主義的言動をやってのける。
これらのような異常行為はマイノリティの人権を侵害し、生存権を脅かすものであるにもかかわらず、マジョリティがそれを支持し、あるいは否定しないため、排外主義勢力が国政などにおいて多数派を占めてしまい、排外主義的政策が実施されたり、民主主義が脅かされたりする。

これこそが、今の世界において高まっている懸念であり、社会や世界を分断させ破壊する思想であり、私たちが絶対に打ち勝たねばならない相手なのです。